Y2025M04Q16|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反しているものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。照射筒は照射口に取り付け、利用線束の方向を限定して周囲への漏えい・散乱線を抑えます。
解説
電離放射線障害防止規則第10条から第18条が根拠です。放射線装置室の専用、室外使用時の立入禁止、20 μSv/h以下の遮蔽装置の例外、管電圧150 kVを境とする警報、透視時の定格管電流2倍での回路開放などを個別に判断します。
選択肢の確認
1.エックス線装置を設置した放射線装置室について、遮蔽壁を設け、労働者が常時立ち入る場所における外部放射線による実効線量を、1 週間につき1mSv 以下にするよう管理している。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 放射線装置室の遮蔽物は、労働者が常時立ち入る場所の実効線量を1週間につき1 mSv以下にする能力が必要です。
2.工業用のエックス線装置を放射線装置室以外の場所で使用するとき、外部放射線による実効線量が1 週間につき1mSv を超える場所がなかったので、そのエックス線管の焦点及び被照射体から5m 以内の場所に作業に従事する者を立ち入らせている。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 装置室外で工業用X線装置を使う場合、焦点又は被照射体から5 m以内で週1 mSvを超えるおそれのある場所は、必要作業時を除き立入禁止とし標識で明示します。
3.特定エックス線装置を使用するとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも用いていない。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 照射筒は照射口に取り付け、利用線束の方向を限定して周囲への漏えい・散乱線を抑えます。
4.照射中に労働者の身体の一部がその内部に入るおそれのある工業用の特定エックス線装置について、エックス線管に流れる電流が定格管電流の2.5 倍に達したときにエックス線管回路が開放位になるように自動装置を設定して、透視の作業を行っている。
判定:正答(法令に違反している措置)。 身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。
5.装置の外側における外部放射線による1cm 線量当量率が20μSv/h を超えないように遮蔽された構造のエックス線装置を、放射線装置室以外の室に設置して使用している。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。
覚えるポイント
装置室外で工業用X線装置を使う場合、焦点又は被照射体から5 m以内で週1 mSvを超えるおそれのある場所は、必要作業時を除き立入禁止とし標識で明示します。身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。放射線装置室の遮蔽物は、労働者が常時立ち入る場所の実効線量を1週間につき1 mSv以下にする能力が必要です。