Y2026M04Q24|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
次のエックス線とその測定に用いるサーベイメータの組合せのうち、適切でないものはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
散乱線を多く含む50 mSv/hの高線量率X線は電離箱式で測るのが適切で、GM式では数え落とし・飽和のおそれがあります。0.1 μSv/hの微弱場には高感度NaI(Tl)式が向きます。
解説
50 mSv/hではGM計数管が過負荷となり、パルスを数え切れず真値より低く示す危険があります。散乱線のエネルギー分布も広いため、線量率測定には適切なエネルギー応答と高線量率性能を持つ電離箱式などを選びます。したがって(1)が不適切です。
選択肢の確認
1.50mSv/h 程度の線量率で、散乱線を多く含むエックス線…………………………… GM 計数管式サーベイメータ
× 判定:正答(不適切な選択肢)。GM式の数え落とし・飽和とエネルギー依存性が問題になる条件です。
2.0.1μSv/h 程度の線量率のエックス線…………………………… NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータ
○ 判定:正答ではない(記述は適切)。0.1 μSv/h程度の微弱なX線には、高感度なシンチレーション式が適します。低線量率場の有無を探す用途と検出感度が対応しています。
3.200mSv/h 程度の線量率のエックス線…………………………… 電離箱式サーベイメータ
○ 判定:正答ではない(記述は適切)。200 mSv/hという高線量率では、パルスの数え落としを避けて電離電流を測る電離箱式が適します。高線量率域と測定原理の対応は正しいです。
4.300keV 程度のエネルギーで、10mSv/h 程度の線量率のエックス線…………………………… 電離箱式サーベイメータ
○ 判定:正答ではない(記述は適切)。電離箱式は300 keV程度、10 mSv/h程度のX線線量率測定に対応できます。
5.100keV 程度のエネルギーで、10μSv/h 程度の線量率のエックス線…………………………… 半導体式サーベイメータ
○ 判定:正答ではない(記述は適切)。半導体式は小型で、100 keV程度・10 μSv/h程度のX線測定に利用できます。
覚えるポイント
200 mSv/hや300 keV・10 mSv/hの場は電離箱式の適用範囲です。半導体式は100 keV・10 μSv/h程度のX線を扱える機種がありますが、入射窓と規定レンジを確認します。