Y2026M04Q25|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い用語との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
電離箱領域ではガス増幅は起こらず、比例計数管は気体増幅を使います。GM計数管では電子なだれが管全体へ広がり、窒息現象は高計数率時のGM管で問題になります。
解説
入射放射線が作った電子が陽極線近傍で加速され、次々に電離する電子なだれを生じます。GM領域では紫外光などを介して放電が広がり、大きな一定パルスになります。したがって正しい組合せは(3)です。
選択肢の確認
1.電離箱 …………………………… ガス増幅
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。電離箱は飽和領域で一次イオン対を集め、ガス増幅は利用しません。
2.比例計数管 ……………………… 窒息現象
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。比例計数管の代表語はガス増幅・比例領域です。窒息現象はGM計数管が極端な高線量率で計数不能になる現象です。
3.GM 計数管 ……………………… 電子なだれ
○ 判定:正答(記述は正しい)。GM放電は電子なだれを起点とします。GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
4.シンチレーション検出器 ……… 緑色レーザー光
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。緑色レーザー光はOSL読出しに用い、シンチレーション検出器は放射線で直接発光します。
5.フリッケ線量計 ………………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。フリッケ線量計はFe²⁺からFe³⁺への化学変化を利用し、グロー曲線はTLDの用語です。
覚えるポイント
緑色レーザー光はOSLDの刺激、グロー曲線はTLDの加熱発光に関係します。フリッケ線量計はFe²⁺からFe³⁺への化学変化を吸光度で読みます。