32AM56|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論血液・腎・栄養急性骨髄性白血病・鉄欠乏性貧血・ITP・ネフローゼ・ビタミンB1欠乏
鉄欠乏性貧血について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、鉄欠乏性貧血の検査所見と治療反応が問われています。
鉄剤投与が有効であれば、骨髄で赤血球産生が回復し、網状赤血球が増加します。
解説
鉄欠乏性貧血は、鉄不足によりヘモグロビン合成が低下して起こる貧血です。小球性低色素性貧血を示します。
鉄が不足すると、血清鉄とフェリチンは低下し、体は鉄をより多く運ぼうとしてトランスフェリンが増えるため、総鉄結合能は上昇します。
鉄剤を投与すると、赤血球産生が改善し、まず未熟赤血球である網状赤血球が増加します。その後、ヘモグロビン値が上昇していきます。
ひっかけポイント
鉄欠乏性貧血は小球性低色素性です。総鉄結合能は低下ではなく上昇します。
選択肢の確認
1.大球性貧血である。
誤り。
鉄欠乏性貧血は小球性貧血です。大球性貧血はビタミンB12欠乏や葉酸欠乏などでみられます。
2.正色素性貧血である。
誤り。
鉄欠乏性貧血は低色素性貧血です。ヘモグロビン合成が低下するため赤血球の色が薄くなります。
3.総鉄結合能は低下する。
誤り。
鉄欠乏性貧血では総鉄結合能は上昇します。鉄を運ぶ能力を高めようとする反応です。
4.鉄剤投与によって網状赤血球は増加する。
正しい。
鉄剤が有効であれば造血が回復し、網状赤血球が増加します。治療反応の確認に重要です。
覚えるポイント
- 鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血です。
- 血清鉄とフェリチンは低下します。
- 総鉄結合能は上昇します。
- 鉄剤投与後、網状赤血球が増加します。