34PM177|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論灸刺激と生体反応関連痛・フレア・CGRP・発汗・交感神経・NO
透熱灸で生じた施灸局所の膨隆に最も関与するのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、透熱灸後の局所反応のうち、膨隆に関与する物質が問われています。
透熱灸による軸索反射では、神経終末からCGRPやサブスタンスPなどが放出され、血管反応が起こります。
解説
CGRPはカルシトニン遺伝子関連ペプチドで、感覚神経終末から放出される神経ペプチドです。強い血管拡張作用を持ち、透熱灸後の局所血流増加や膨隆に関与します。
透熱灸の熱刺激により侵害受容器が興奮し、軸索反射が起こると、末梢終末からCGRPなどが遊離されます。その結果、局所の血管拡張や血管透過性の変化が生じ、膨隆がみられます。
ノルアドレナリンは交感神経系、エンケファリンは内因性オピオイド、エンドセリンは血管収縮に関係します。膨隆に最も関与するものとしてはCGRPが適切です。
ひっかけポイント
CGRPは血管拡張、エンドセリンは血管収縮です。局所の膨隆や発赤ではCGRPを考えます。
選択肢の確認
1.ノルアドレナリン
誤り。
ノルアドレナリンは交感神経終末などから放出され、血管収縮に関与します。施灸局所の膨隆に最も関与する物質ではありません。
2.CGRP
正しい。
CGRPは感覚神経終末から放出される神経ペプチドで、血管拡張に関与します。透熱灸後の局所膨隆に最も関与します。
3.エンケファリン
誤り。
エンケファリンは内因性オピオイドで、鎮痛に関係します。施灸局所の膨隆に最も関与する物質ではありません。
4.エンドセリン
誤り。
エンドセリンは血管内皮由来の強力な血管収縮物質です。膨隆や血流増加に最も関与するものとしては不適切です。
覚えるポイント
- CGRPは血管拡張に関与します。
- 透熱灸後の局所膨隆や発赤には軸索反射が関係します。
- エンドセリンは血管収縮物質です。
- エンケファリンは鎮痛に関わる内因性オピオイドです。