32PM110|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
経絡経穴経穴と局所解剖筋・末梢神経と治療穴
次の文で示す症例で、障害神経への局所治療穴として最も適切なのはどれか。 「42歳の女性。右手の母指と示指に痛みとしびれを訴える。母指対立運動が不能で、母指球筋の萎縮がみられる。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、症状から障害神経を推定し、その神経に対する局所治療穴を選びます。
母指と示指のしびれ、母指対立不能、母指球筋萎縮は正中神経障害を考える重要所見です。
解説
正中神経は、母指・示指・中指の感覚や、母指対立に関わる母指球筋に関係します。
症例では、母指と示指の痛み・しびれ、母指対立運動不能、母指球筋萎縮が示されているため、正中神経障害が考えられます。
郄門は心包経の経穴で、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間に取ります。この部位は正中神経の走行と関連して考えやすく、障害神経への局所治療穴として適切です。
ひっかけポイント
母指対立障害と母指球筋萎縮があれば正中神経を疑います。尺骨神経障害では環指・小指や骨間筋萎縮が手がかりになります。
選択肢の確認
1.温 溜
誤り。
温溜は大腸経の郄穴で、前腕後外側に取ります。正中神経障害への局所治療穴としては郄門がより適切です。
2.郄 門
正しい。
郄門は前腕前面で正中神経の走行と関連する部位にあります。母指対立不能や母指球筋萎縮を伴う正中神経障害への局所治療穴として適切です。
3.合 谷
誤り。
合谷は手背の第1・第2中手骨間にある大腸経の経穴です。顔面部や上肢症状で重要ですが、正中神経への局所治療穴として最も適切ではありません。
4.支 正
誤り。
支正は小腸経の絡穴で、前腕後内側に取ります。正中神経障害の局所治療穴としては不適切です。
覚えるポイント
- 母指対立不能は正中神経障害の重要所見です。
- 母指球筋萎縮も正中神経障害でみられます。
- 正中神経への局所治療穴として郄門を押さえます。