33PM116|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床医学症候学腹痛・胸痛
次の症例について最も考えられる疾患はどれか。 「45歳の女性。数か月前から時々前胸部に締め付けられるような強い痛みが出現するようになった。痛みは左肩から上肢へも広がるが、安静にしていれば数分で治まる。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、胸痛の性質、放散痛、持続時間、安静で改善するかを確認します。
前胸部の締め付けられる痛みが、左肩から上肢へ広がり、安静で数分以内に治まる場合は狭心症を考えます。
解説
狭心症は、冠動脈の血流が一時的に不足し、心筋が酸素不足になることで起こる胸痛発作です。
典型的には、前胸部の圧迫感や締め付け感、左肩・左上肢・顎などへの放散痛がみられます。労作やストレスで誘発され、安静や硝酸薬で数分以内に軽快することが多いです。
心筋梗塞では胸痛がより長く続き、安静でも軽快しにくくなります。急性心膜炎では体位や呼吸で痛みが変化しやすく、大動脈解離では突然の裂けるような激痛が重要です。
安全管理上のポイント
胸痛が強い、長く続く、冷汗や息切れを伴う場合は、施術よりも救急対応を優先します。
選択肢の確認
1.狭心症
正しい。
前胸部の締め付けられる痛み、左肩から上肢への放散、安静で数分で軽快する経過は狭心症に典型的です。
2.心筋梗塞
誤り。
心筋梗塞では胸痛が強く長く続き、安静でも軽快しにくいことが多いです。本症例では数分で治まるため狭心症が最も考えられます。
3.急性心膜炎
誤り。
急性心膜炎では胸痛が体位や呼吸で変化し、発熱などを伴うことがあります。安静で数分で治まる労作性胸痛とは異なります。
4.大動脈解離
誤り。
大動脈解離では突然の裂けるような激痛が胸背部に生じることが多く、緊急性が高い疾患です。数か月前から反復し安静で治まる本症例とは合いません。
覚えるポイント
- 狭心症は締め付けられる胸痛と左肩・上肢への放散痛が重要です。
- 狭心症は安静で数分以内に軽快しやすいです。
- 心筋梗塞は安静でも軽快しにくく、持続する強い胸痛が特徴です。