R05B76令和5年度 准看護師試験 過去問

疾病の成り立ちと回復の促進腎・泌尿器疾患血液透析・慢性腎不全

血液透析時における不均衡症候群の症状はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、血液透析時の不均衡症候群の症状が問われています。

不均衡症候群は、血液透析によって血液中の老廃物が急に除去され、血液と脳脊髄液の浸透圧差が生じることで起こる症状です。

解説

血液透析では、尿素窒素などの老廃物や余分な水分を除去します。特に透析導入初期や、血中尿素窒素が高い患者で急速に透析を行うと、血液中の浸透圧が急に下がり、脳内へ水分が移動しやすくなります。

その結果、脳浮腫に近い状態となり、頭痛、悪心・嘔吐、血圧変動、不穏、けいれん、意識障害などがみられることがあります。

皮疹は薬剤アレルギーや皮膚疾患、黄疸は肝胆道系の異常、下痢は消化器症状として考えます。不均衡症候群の代表的な症状としては頭痛を選びます。

准看護師としての観察ポイント
透析中は、頭痛、悪心、嘔吐、不穏、けいれん、意識状態、血圧、脈拍を観察します。いつもと違う訴えや意識変化があれば、速やかに報告します。

選択肢の確認

1.皮疹
誤り。
皮疹は薬剤アレルギーや皮膚症状としてみられることがありますが、不均衡症候群の代表的症状ではありません。

2.頭痛
正しい。
不均衡症候群では、浸透圧差による脳浮腫に関連して頭痛がみられることがあります。

3.黄疸
誤り。
黄疸はビリルビン代謝異常や肝胆道系疾患でみられる症状です。不均衡症候群の代表的症状ではありません。

4.下痢
誤り。
下痢は消化器症状であり、不均衡症候群の代表的症状としては頭痛を選びます。

覚えるポイント

  • 不均衡症候群は透析中や透析後に起こることがある。
  • 透析導入初期や急速な透析で起こりやすい。
  • 不均衡症候群では頭痛、悪心・嘔吐、不穏、けいれんに注意する。
  • 意識障害やけいれんは速やかに報告する。
  • 透析中はバイタルサインと神経症状を観察する。

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