R07B93|令和7年度 准看護師試験 過去問
慢性腎不全について、正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、慢性腎不全の病態と看護が問われています。
慢性腎不全では、腎機能が長期にわたり低下し、水分、電解質、老廃物、酸塩基平衡、血圧、造血などに異常が生じます。
解説
腎不全が悪化すると、尿素窒素やクレアチニンなどの老廃物が体内に蓄積し、尿毒症を起こすことがあります。尿毒症では、倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、意識障害、皮膚掻痒感、呼吸異常などがみられます。
腎機能が低下すると水分やナトリウムが貯留しやすく、血圧は低下ではなく上昇しやすくなります。また、カリウムが排泄されにくくなり、高カリウム血症に注意が必要です。
透析療法は腎不全が進行した場合に導入されますが、慢性腎不全の治療の第一選択としてすぐに行うものではありません。食事療法、血圧管理、薬物療法、生活管理などが行われます。たんぱく質は病期に応じて制限されることがあります。
准看護師としての観察ポイント
尿量、体重、浮腫、血圧、食欲、悪心、皮膚掻痒感、意識状態、検査値を観察します。息切れ、尿量減少、意識変化、不整脈が疑われる場合は報告します。
選択肢の確認
1.腎機能の低下に伴い血圧が低下する。
誤り。
腎機能が低下すると水分やナトリウムが貯留し、血圧は上昇しやすくなります。血圧低下ではなく高血圧に注意します。
2.腎不全が悪化すると尿毒症になる。
正しい。
腎不全が進行すると老廃物が体内に蓄積し、尿毒症を起こします。倦怠感、悪心、意識障害などに注意します。
3.透析療法は治療の第一選択である。
誤り。
透析療法は腎不全が進行し、保存的治療で管理困難となった場合に導入されます。最初から第一選択とは限りません。
4.高たんぱく食とする。
誤り。
慢性腎不全では、病期に応じてたんぱく質制限が行われることがあります。高たんぱく食は腎臓への負担となる場合があります。
覚えるポイント
- 慢性腎不全が悪化すると尿毒症になる。
- 腎不全では高血圧、浮腫、高カリウム血症に注意する。
- 尿量、体重、血圧、浮腫を観察する。
- 食事療法ではたんぱく質や塩分、水分を病態に応じて調整する。
- 透析は進行例で検討される治療である。