R07A119|令和7年度 准看護師試験 過去問
老年看護安全・生活環境・褥瘡予防転倒予防・生活援助
高齢者の食事援助について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、高齢者の食事援助と誤嚥予防が問われています。
高齢者では、嚥下機能、咀嚼力、唾液分泌、姿勢保持能力が低下しやすく、誤嚥や窒息に注意が必要です。安全な姿勢とペースで食事を支援します。
解説
食事中は座位を保ち、やや顎を引いた姿勢をとることで、食物が気道へ入りにくくなります。足底が床につくように調整し、体幹が安定する姿勢を整えます。
味付けを濃くすると、塩分摂取が増え、高血圧や心不全、腎疾患に悪影響を与えることがあります。味覚低下がある場合でも、だしや香りを活用して食欲を支えます。
介助は看護師のペースではなく、患者の咀嚼や嚥下のペースに合わせます。食後すぐに仰臥位にすると逆流や誤嚥のリスクがあるため、しばらく座位または上体を起こした姿勢を保ちます。
誤嚥予防のポイント
食事中は、むせ、湿った声、咳、息苦しさ、食べこぼし、口腔内残留を観察します。強いむせや呼吸状態の変化があれば、食事を中止して報告します。
選択肢の確認
1.味付けは濃くする。
誤り。
高齢者では味覚が低下することがありますが、味付けを濃くすると塩分過多につながります。だしや香り、温度、盛り付けを工夫します。
2.食事中は座位で顎を引いた姿勢をとる。
適切である。
座位で顎を引いた姿勢は、嚥下しやすく、誤嚥予防に役立ちます。体幹を安定させ、足底がつくように調整することも大切です。
3.看護師のペースで介助を行う。
誤り。
食事介助は患者の咀嚼や嚥下のペースに合わせて行います。急がせると誤嚥や窒息の危険があります。
4.食後は仰臥位を保持する。
誤り。
食後すぐに仰臥位にすると、胃内容物の逆流や誤嚥の危険があります。食後はしばらく座位または上体を起こした姿勢を保ちます。
覚えるポイント
- 高齢者の食事援助では、誤嚥予防が重要である。
- 食事中は座位で、やや顎を引く。
- 介助は患者のペースに合わせる。
- 食後すぐに仰臥位にしない。
- むせ、湿った声、咳、呼吸状態の変化を観察する。