R07A4|令和7年度 准看護師試験 過去問
循環について、正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、循環の基本である大循環・小循環、心拍出量、血管の構造が問われています。
動脈と静脈は、酸素の多さではなく、血液が流れる向きで区別します。心臓から出る血管が動脈、心臓へ戻る血管が静脈です。
解説
血液循環は、主に大循環と小循環に分けられます。
大循環は、左心室から全身へ血液を送り、全身から右心房へ戻る流れです。全身の組織へ酸素や栄養を届け、二酸化炭素や老廃物を受け取ります。
小循環は、右心室から肺へ血液を送り、肺から左心房へ戻る流れです。肺で二酸化炭素を排出し、酸素を取り込みます。
安静時の心拍出量は、一般に約5 L/分程度です。20 L/分は安静時としては多すぎます。
血管壁は、内膜、中膜、外膜の3層構造です。動脈は心臓から送り出される圧力に耐えるため、血管壁が比較的厚く弾力があります。
ひっかけポイント
動脈は「酸素を多く含む血管」と覚えると、肺動脈で混乱します。動脈は心臓から出る血管、静脈は心臓へ戻る血管と覚えます。
准看護師としての観察ポイント
循環状態の観察では、血圧、脈拍、皮膚色、冷感、チアノーゼ、浮腫、尿量、意識状態を確認します。血圧低下、頻脈、冷汗、尿量低下がある場合は循環不全を疑い、速やかに報告します。
選択肢の確認
1.大循環、中循環、小循環に分かれる。
誤り。
循環は主に大循環と小循環に分けられます。中循環という分類は基本的な分類ではありません。
2.安静時の心拍出量は約 20 L/分である。
誤り。
安静時の心拍出量は一般に約5 L/分程度です。約20 L/分は安静時としては多すぎます。
3.動脈の血管壁は内膜と外膜の2層からなる。
誤り。
動脈の血管壁は、内膜、中膜、外膜の3層からなります。内膜と外膜の2層ではありません。
4.心臓から血液を送り出す血管を動脈という。
正しい。
心臓から血液を送り出す血管を動脈といいます。酸素を多く含むかどうかではなく、心臓から出る向きで判断します。
覚えるポイント
- 循環は主に大循環と小循環に分ける。
- 安静時の心拍出量は一般に約5 L/分である。
- 血管壁は内膜・中膜・外膜の3層である。
- 動脈は心臓から出る血管である。
- 静脈は心臓へ戻る血管である。