R07A83令和7年度 准看護師試験 過去問

成人看護循環器看護循環器疾患患者の看護

循環器疾患で薬物療法を受ける患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、循環器疾患でよく用いられる薬剤と、注意すべき副作用・生活上の注意が問われています。

薬物療法の問題では、薬の名前だけでなく、作用、副作用、患者への説明をセットで覚えることが大切です。

解説

アンギオテンシン変換酵素阻害薬、つまりACE阻害薬は、高血圧や心不全などで用いられます。副作用として、空咳が有名です。咳が続く場合は、自己判断で中止せず、医師や看護師に相談するよう説明します。

抗凝固薬のうち、ワルファリンではビタミンKを多く含む納豆、青汁、クロレラなどに注意が必要です。柑橘類は、主に一部のカルシウム拮抗薬などでグレープフルーツとの相互作用が問題になります。

ジギタリス製剤では、悪心、嘔吐、食欲不振、徐脈、不整脈、視覚異常などのジギタリス中毒に注意します。出血に注意する代表的な薬は、抗凝固薬や抗血小板薬です。

薬物療法の観察ポイント
循環器薬を使用している患者では、血圧、脈拍、めまい、ふらつき、息切れ、浮腫、出血傾向、副作用症状を観察します。自己判断で中止しないよう説明します。

選択肢の確認

1.抗凝固薬は柑橘類の摂取を禁止する。
誤り。
抗凝固薬で特に注意が必要なのは、ワルファリンとビタミンKを多く含む食品です。納豆、青汁、クロレラなどに注意します。柑橘類のうちグレープフルーツは、一部の降圧薬などで相互作用が問題になります。

2.β遮断薬は納豆の摂取を禁止する。
誤り。
納豆の摂取に注意が必要なのは、主にワルファリン内服中の患者です。β遮断薬では、徐脈、低血圧、めまい、気管支喘息の悪化などに注意します。

3.アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は空咳に注意する。
適切である。
ACE阻害薬では、副作用として空咳がみられることがあります。咳が続く場合は、患者が自己判断で中止せず、医師や看護師に相談することが大切です。

4.ジキタリス製剤は出血に注意する。
誤り。
ジギタリス製剤では、出血ではなくジギタリス中毒に注意します。悪心、嘔吐、食欲不振、徐脈、不整脈、視覚異常などが重要な観察項目です。

覚えるポイント

  • ACE阻害薬の代表的副作用は空咳である。
  • ワルファリンでは、納豆、青汁、クロレラなどに注意する。
  • β遮断薬では、徐脈、低血圧、めまい、気管支喘息の悪化に注意する。
  • ジギタリス製剤では、悪心、嘔吐、徐脈、不整脈、視覚異常に注意する。
  • 循環器薬は自己判断で中止せず、異常時は報告するよう説明する。

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