R07B147|令和7年度 准看護師試験 過去問
精神看護精神疾患の理解統合失調症の陽性症状
うつ病の患者が「自分には何の価値もない」と訴える症状はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、うつ病でみられる微小妄想が問われています。
「自分には何の価値もない」「自分はだめな人間だ」といった訴えは、自分を過度に低く評価する内容であり、微小妄想に含まれます。
解説
微小妄想は、自分の価値、能力、健康、財産、罪などを実際以上に小さく、悪く、低く考える妄想です。うつ病でみられることがあり、罪業妄想、貧困妄想、心気妄想などと関連して出題されることがあります。
患者が「自分には何の価値もない」と訴える場合、単なる気分の落ち込みだけでなく、強い自己否定感や自殺リスクにも注意します。
精神看護のポイント
「そんなことはありません」とすぐに否定するだけでは、患者の苦痛は軽くならないことがあります。まず苦しさを受け止め、表情、睡眠、食事量、自殺念慮の有無を観察します。
准看護師としては、患者を励ましすぎず、落ち着いた態度で関わります。自傷の危険、服薬状況、活動量低下、食事摂取量の低下があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.被害妄想
誤り。
被害妄想は、「誰かに狙われている」「悪口を言われている」など、自分が被害を受けていると確信する妄想です。「自分には価値がない」という訴えとは異なります。
2.誇大妄想
誤り。
誇大妄想は、「自分は特別な力を持っている」「偉大な人物である」など、自分を過大に評価する妄想です。自分を低く評価する微小妄想とは反対です。
3.微小妄想
該当する。
微小妄想は、自分の価値や能力を極端に低く考える妄想です。「自分には何の価値もない」という訴えに合います。
4.関係妄想
誤り。
関係妄想は、周囲のできごとを自分に関係づけて受け取る妄想です。たとえば、他人の会話やテレビの内容が自分に向けられていると考える状態です。
覚えるポイント
- 微小妄想は、自分を過度に小さく、低く評価する妄想です。
- うつ病では、自己否定感や自殺リスクに注意します。
- 被害妄想、誇大妄想、関係妄想との違いを整理します。
- 患者の訴えを否定せず、苦痛を受け止めて観察・報告します。