44G17|第44回 理容師国家試験 過去問
常在細菌叢(さいきんそう)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
常在細菌叢の有益な働きと、条件によって感染源にもなる性質を整理する問題です。
解説
皮膚、鼻腔、口腔、腸管などには、通常から一定の微生物が定着し、常在細菌叢をつくっています。腸内細菌の一部はビタミンを産生し、常在菌は外から来た病原体が定着するのを抑える役割もあります。
一方、常在菌だから絶対に無害というわけではありません。鼻腔などにいる黄色ブドウ球菌は、手指や飛沫を介して創傷や食品などを汚染し、感染源になることがあります。宿主の抵抗力低下や侵入部位によっては感染を起こします。
選択肢の確認
1.人体の皮膚や粘膜などには一定の細菌が定着している。
記述としては正しい。
皮膚や粘膜には、部位ごとに一定の細菌が常在しています。
2.鼻腔に存在するブドウ球菌は感染源となることはない。
正答。記述としては誤り。
鼻腔のブドウ球菌は手指などを介して広がり、化膿性疾患などの感染源になることがあります。
3.ビタミンなど人体に必要な物質を産生する腸内細菌もある。
記述としては正しい。
腸内細菌の中には、ビタミンKなど人体に利用される物質をつくるものがあります。
4.常在細菌には、病原体が人体へ侵入することを防ぐはたらきもある。
記述としては正しい。
常在菌は病原体と栄養や場所を競い、外来病原体の定着を抑える働きがあります。
覚えるポイント
- 常在菌には防御やビタミン産生などの有益な働きがある。
- 常在菌でも条件次第で感染を起こす。
- 鼻腔のブドウ球菌は感染源になり得る。