53G37|第53回 美容師国家試験 過去問
香粧品の品質保持に用いられる配合成分に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。 「香粧品には、微生物による変質を防ぐためにパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)等の[A]が配合される。また、香粧品原料と空気中の[B]との接触により起こる酸化反応を抑えるため、アスコルビン酸(ビタミンC)等の酸化防止剤や[C]等の金属イオン封鎖剤(キレート剤)が配合される。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
香粧品の品質保持に用いられる成分が問われる空欄補充問題です。
解説
香粧品の品質を保つために配合される成分は、目的別に3つに分けられます。
A 微生物による変質を防ぐのは防腐剤です。パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、フェノキシエタノールなどが用いられます。界面活性剤は洗浄や乳化のための成分であり、防腐が目的ではありません。
B 香粧品原料が空気中の酸素と接触すると酸化反応が起こり、油性成分が酸敗して変色や異臭を生じます。窒素は不活性で酸化を起こしません。
C 金属イオン封鎖剤(キレート剤)の代表はエチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)です。微量の金属イオンを取り込み、酸化反応の触媒作用を抑えます。イソプロピルメチルフェノールは殺菌剤です。
したがって A は防腐剤、B は酸素、C はエチレンジアミン四酢酸です。
美容師国試ではここを押さえる
品質保持の3点セットは、防腐剤(微生物)、酸化防止剤(酸素)、
**金属イオン封鎖剤(金属イオン)**です。何から守るかで区別します。
選択肢の確認
1.A 防腐剤 ─ B 窒素 ─ C イソプロピルメチルフェノール
誤り。
A は正しいものの、酸化に関わるのは酸素であり、C も金属イオン封鎖剤ではありません。
2.A 防腐剤 ─ B 酸素 ─ C エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
正しい。
防腐剤、酸素、EDTAの組合せがいずれも適切です。
3.A 界面活性剤 ─ B 酸素 ─ C イソプロピルメチルフェノール
誤り。
B は正しいものの、微生物対策の成分は防腐剤であり、C も誤りです。
4.A 界面活性剤 ─ B 窒素 ─ C エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
誤り。
C は正しいものの、A と B が誤りです。
覚えるポイント
- 防腐剤=パラベン(微生物対策)。
- 酸化防止剤=トコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸(ビタミンC)、BHT。
- 金属イオン封鎖剤(キレート剤)=EDTA。
- イソプロピルメチルフェノールは殺菌剤。