53G38|第53回 美容師国家試験 過去問
香粧品化学香粧品の基礎成分と配合目的
香粧品に用いられる成分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
香粧品成分の配合目的が問われています。高分子化合物の役割が要点です。
解説
主な成分と役割を整理します。
- ポリフェノール……植物に含まれる成分で、抗酸化作用が期待されます。界面活性剤ではなく、乳化や可溶化には用いられません。乳化・可溶化に用いられるのは非イオン界面活性剤などです。
- ポリビニルピロリドン(PVP)……皮膜形成剤。毛髪の表面に薄い膜をつくり、セット力を出します。セットローション、ヘアスプレーに配合されます。
- カルボキシメチルセルロース(CMC)……増粘剤(粘度調整剤)。シャンプー料や乳液などに粘度を与えます。
- ニトロセルロース……皮膜形成剤。マニキュア(ネイルエナメル)の主要な皮膜成分です。
ひっかけポイント
「ポリ〜」で始まる名前でも役割はさまざまです。
PVP=皮膜形成剤、ポリフェノール=抗酸化成分と区別します。
選択肢の確認
1.ポリフェノールは、非イオン界面活性剤で乳化や可溶化に用いられる。
正答。記述としては誤り。
ポリフェノールは界面活性剤ではありません。抗酸化作用が期待される植物由来成分です。
2.ポリビニルピロリドン(PVP)は、皮膜形成剤としてヘアスタイリング料に配合される。
記述としては正しい。
PVPは皮膜形成剤の代表です。
3.カルボキシメチルセルロース(CMC)は、シャンプー料や乳液などに粘度を与える目的で用いられる。
記述としては正しい。
CMCは増粘剤として用いられます。
4.ニトロセルロースは、皮膜形成剤としてマニキュア製品に配合される。
記述としては正しい。
ニトロセルロースはマニキュアの主要な皮膜成分です。
覚えるポイント
- PVP=皮膜形成剤(ヘアスタイリング料)。
- CMC=増粘剤。
- ニトロセルロース=皮膜形成剤(マニキュア)。
- ポリフェノールは抗酸化成分で界面活性剤ではない。