35Q66第35回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護の基本

社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている介護福祉士の責務として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2.介護等に関する知識及び技能の向上に努める。

この問題のポイント

社会福祉士及び介護福祉士法は、介護福祉士の資格、業務、義務、責務などを定めています。介護福祉士には、介護を取り巻く環境や業務内容の変化に対応するため、介護等に関する知識と技能を継続して向上させる責務があります。

この問題では、介護福祉士本人の法定責務と、行政機関、他職種、介護保険制度の被保険者などに関する事項を区別します。

解説

介護福祉士は、資格を取得した時点の知識だけで働き続けるのではなく、制度改正、感染対策、認知症ケア、福祉用具、医療的ケア、権利擁護など、新しい知識と技術を学び続ける必要があります。

社会福祉士及び介護福祉士法では、社会福祉や介護を取り巻く環境と業務内容の変化に適応するため、介護等に関する知識及び技能の向上に努めることが責務として定められています。研修への参加、実践の振り返り、根拠の確認、チーム内での学びなどを通じて、専門性を更新します。

介護福祉士は、日常生活を営むことに支障がある人に対し、その人の心身の状況に応じた介護を行い、本人や介護者に介護に関する指導を行います。専門的な機能訓練を行う理学療法士や作業療法士などの役割とは区別しながら、計画に沿って日常生活の中で本人の力を生かす支援を行います。

地域生活支援事業の実施や介護保険事業の費用負担は、国、自治体、保険者、被保険者などに関する制度上の事項であり、介護福祉士個人の責務を示したものではありません。

介護実践でのポイント
専門職として「以前からこの方法で行っているから大丈夫」と考えず、根拠と手順を更新し続けます。迷ったときは独断で進めず、法令、手順書、上司や医療職の助言を確認します。

選択肢の確認

1.地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。
適切ではありません。
地域生活支援事業は、障害者総合支援法に基づいて市町村や都道府県などが実施する事業です。介護福祉士個人の法定責務を示した記述ではありません。

2.介護等に関する知識及び技能の向上に努める。
正答。最も適切です。
社会福祉士及び介護福祉士法には、業務内容の変化に適応するため、介護等に関する知識と技能の向上に努める責務が定められています。

3.肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。
適切ではありません。
専門的な機能訓練は、理学療法士や作業療法士などの専門領域です。介護福祉士は、多職種と連携し、計画に沿って日常生活上の介護と自立支援を行います。

4.介護保険事業に要する費用を公平に負担する。
適切ではありません。
これは介護保険制度の財政や被保険者の保険料負担に関する事項であり、介護福祉士の職業上の責務ではありません。

5.常に心身の健康を保持して,社会的活動に参加するように努める。
適切ではありません。
健康保持や社会参加は大切ですが、この記述は社会福祉士及び介護福祉士法に規定された介護福祉士の責務ではありません。

覚えるポイント

介護福祉士には、知識と技能を向上させ続ける責務があります。

資格取得は学びの終わりではなく、継続学習の出発点です。

介護福祉職と、行政機関・保険者・リハビリテーション専門職の役割を区別します。

学んだ知識は、利用者の尊厳、安全、自立支援に結びつけます。

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