7AM8|第7回 公認心理師国家試験 過去問
酸素との結合の有無によって、ヘモグロビンの磁化率が変化することに基づき、脳活動を評価する手法として、適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、脳機能測定法の原理が問われています。
キーワードは、「ヘモグロビン」「酸素との結合」「磁化率」「脳活動」です。
解説
fMRIは、functional MRI、機能的磁気共鳴画像法のことです。
脳活動が高まると、その部位では酸素消費や血流が変化します。fMRIでは、酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの磁気的性質の違いを利用して、脳活動に伴う血流変化を測定します。この信号は BOLD 信号と呼ばれます。
fMRIは、空間分解能が比較的高く、どの脳領域が活動しているかを調べるのに有用です。一方で、神経活動そのものを直接測るのではなく、血流や酸素化の変化を介して推定する方法である点も押さえておきます。
ひっかけポイント
EEG や MEG は神経活動に伴う電気的・磁気的活動を時間的に細かく捉える方法です。ヘモグロビンの酸素化と磁化率が出たら fMRI を選びます。
選択肢の確認
1.EEG
判定:適切とはいえない。
EEGは脳波を測定する方法で、頭皮上の電位変化から脳の電気活動を評価します。ヘモグロビンの磁化率の変化を利用する方法ではありません。
2.fMRI
判定:最も適切。
酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの磁気的性質の違いを利用し、脳活動に伴う血流変化を評価します。問題文の説明に合致します。
3.MEG
判定:適切とはいえない。
MEGは脳磁図で、神経活動に伴って生じる微弱な磁場を測定します。ヘモグロビンの酸素化状態に基づく測定法ではありません。
4.PET
判定:適切とはいえない。
PETは陽電子放出断層撮影で、放射性トレーサーを用いて脳血流や代謝などを測定します。ヘモグロビンの磁化率変化を利用する方法ではありません。
5.SPECT
判定:適切とはいえない。
SPECTは単一光子放射断層撮影で、放射性医薬品を用いて脳血流などを評価します。fMRIのようにヘモグロビンの磁化率変化を利用する方法ではありません。
覚えるポイント
- fMRIは、BOLD 信号に基づいて脳活動を推定します。
- ヘモグロビンの酸素化状態と磁気的性質の違いがポイントです。
- EEG、MEG、PET、SPECT は測定対象と原理をセットで区別します。