8PM103|第8回 公認心理師国家試験 過去問
マインドフルネス認知療法について、最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、**マインドフルネス認知療法〈MBCT〉**の目的と特徴が問われています。
キーワードは、「うつ病の再発予防」と「思考や感情との関わり方」です。
解説
**マインドフルネス認知療法〈MBCT〉**は、認知療法の考え方とマインドフルネス瞑想を組み合わせた心理療法です。特に、うつ病の再発予防に効果が期待される方法として知られています。
MBCTでは、不快な思考や感情をなくそうとするのではなく、それらに気づき、巻き込まれすぎず、距離を取って観察する態度を育てます。
たとえば、「また自分はだめだ」という思考が浮かんだとき、その内容を事実として信じ込むのではなく、「いま、そういう思考が浮かんでいる」と気づく練習をします。
目的は、認知を直接修正することや、リラクセーションだけではありません。苦悩を完全になくすことでも、不快感を感じないようにすることでもなく、思考や感情との関係性を変え、再発リスクを下げることが重要です。
ひっかけポイント
マインドフルネスは、リラックスするためだけの方法ではありません。不快な体験にも気づき、それに巻き込まれすぎない態度を育てます。
選択肢の確認
1.認知の修正が目標である。
判定:適切とはいえない。
認知の修正は認知療法で重要ですが、MBCTでは思考内容を直接修正することより、思考や感情に気づき、距離を取ることを重視します。
2.うつ病の再発予防が期待できる。
判定:最も適切。
MBCTは、うつ病の再発予防に用いられる心理療法として知られています。問題文の説明として最も適切です。
3.苦悩をなくすことが目標である。
判定:適切とはいえない。
MBCTは苦悩を完全になくすことを目標にしません。苦悩や不快な感情に気づき、それに巻き込まれすぎない関わり方を学びます。
4.リラクセーションを目標にする。
判定:適切とはいえない。
マインドフルネスの練習で結果的に落ち着くことはありますが、主目的はリラクセーションではありません。気づきと受容的態度を育てることが中心です。
5.なるべく不快感を感じないように練習する。
判定:適切とはいえない。
MBCTでは、不快感を避けるのではなく、不快感にも気づき、そのまま観察する練習を行います。不快感を感じないようにすることが目標ではありません。
覚えるポイント
- **マインドフルネス認知療法〈MBCT〉**は、うつ病の再発予防が期待されます。
- 思考や感情をなくすのではなく、距離を取って気づくことを重視します。
- リラクセーションや不快感の回避を主目的とするものではありません。