8PM116|第8回 公認心理師国家試験 過去問
中枢神経刺激薬であるメチルフェニデートが治療に用いられる疾患を1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、中枢神経刺激薬であるメチルフェニデートが治療に用いられる疾患が問われています。
キーワードは、「中枢神経刺激薬」と「注意欠如多動症」です。
解説
メチルフェニデートは、中枢神経刺激薬であり、注意欠如多動症〈AD/HD〉の治療に用いられます。
AD/HDでは、不注意、多動性、衝動性が中心症状です。薬物療法では、ドパミンやノルアドレナリン系の働きを調整することで、注意の持続、衝動性の制御、行動の調整を支援します。
ただし、AD/HD支援では薬物療法だけでなく、環境調整、心理教育、保護者支援、学校・職場との連携、スケジュール管理や行動支援も重要です。公認心理師は薬を処方しませんが、服薬の効果や副作用に関する本人・家族の困りごとを把握し、医師と連携します。
医療・発達支援のポイント
メチルフェニデートはAD/HDの薬物療法で重要です。心理職は、薬物療法と環境調整・心理社会的支援を組み合わせて考えます。
選択肢の確認
1.うつ病
判定:適切とはいえない。
うつ病では、抗うつ薬や心理療法、休養、環境調整などが治療に用いられます。メチルフェニデートの代表的適応としては注意欠如多動症が適切です。
2.強迫性障害
判定:適切とはいえない。
強迫性障害では、曝露反応妨害法やSSRIなどが用いられることがあります。メチルフェニデートの代表的適応ではありません。
3.統合失調症
判定:適切とはいえない。
統合失調症では、抗精神病薬が主に用いられます。中枢神経刺激薬であるメチルフェニデートの代表的治療対象ではありません。
4.注意欠如多動症
判定:正しい。
メチルフェニデートは、注意欠如多動症〈AD/HD〉の治療に用いられる中枢神経刺激薬です。問題文の問いに合致します。
5.自閉スペクトラム症
判定:適切とはいえない。
自閉スペクトラム症そのものの中核症状に対する薬としてメチルフェニデートを用いるわけではありません。併存するAD/HD症状に対して検討される場合はありますが、本問では注意欠如多動症が適切です。
覚えるポイント
- メチルフェニデートは、AD/HDの治療に用いられる中枢神経刺激薬です。
- AD/HD支援では、薬物療法、環境調整、心理教育、行動支援を組み合わせます。
- 統合失調症は抗精神病薬、強迫性障害は曝露反応妨害法やSSRIなどと整理します。