8PM117第8回 公認心理師国家試験 過去問

精神疾患とその治療-07 精神病症:統合失調症・短期精神病・幻覚妄想

抗精神病薬の副作用による錐体外路症状として、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、抗精神病薬の副作用としてみられる錐体外路症状が問われています。

キーワードは、「抗精神病薬」「錐体外路症状」「振戦」です。

解説

抗精神病薬は、統合失調症などの治療に用いられる薬剤です。ドパミン神経系に作用するため、副作用として錐体外路症状が出ることがあります。

錐体外路症状には、パーキンソニズム、アカシジア、急性ジストニア、遅発性ジスキネジアなどが含まれます。

パーキンソニズムでは、振戦、筋強剛、動作緩慢、姿勢の変化などがみられます。したがって、選択肢の中で錐体外路症状として最も適切なのは振戦です。

公認心理師は薬を処方しませんが、面接中に手の震え、落ち着かなさ、表情の乏しさ、動作の遅さ、身体のこわばりなどに気づいた場合、服薬状況を確認し、医師へ共有することが重要です。

医療連携のポイント
薬の副作用は、本人が言葉にしないこともあります。心理職は、行動観察や本人の困りごとを医療者に橋渡しします。

選択肢の確認

1.悪心
判定:適切とはいえない。
悪心は吐き気のことで、薬剤の副作用として起こることはありますが、錐体外路症状ではありません。

2.下痢
判定:適切とはいえない。
下痢は消化器症状です。抗精神病薬の錐体外路症状としては該当しません。

3.口渇
判定:適切とはいえない。
口渇は抗コリン作用などに関連する副作用としてみられることがありますが、錐体外路症状ではありません。

4.振戦
判定:最も適切。
振戦は、抗精神病薬の副作用によるパーキンソニズムなどでみられる錐体外路症状の一つです。問題文の問いに合致します。

5.眠気
判定:適切とはいえない。
眠気は鎮静作用などに関連する副作用としてみられますが、錐体外路症状ではありません。

覚えるポイント

  • 抗精神病薬の錐体外路症状には、振戦、筋強剛、アカシジア、ジストニア、ジスキネジアなどがあります。
  • 悪心、下痢は消化器症状、口渇は抗コリン作用、眠気は鎮静作用として整理します。
  • 副作用が疑われる場合は、医師との連携が重要です。

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