9AM33|第9回 公認心理師国家試験 過去問
自己免疫疾患として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、代表的な自己免疫疾患として、全身性エリテマトーデスを選べるかが問われています。
自己免疫疾患とは、本来は外敵から身体を守る免疫が、自分自身の組織を攻撃してしまうことで生じる疾患です。
解説
**全身性エリテマトーデス〈SLE〉**は、代表的な自己免疫疾患です。
SLE では、免疫の異常によって全身のさまざまな臓器や組織に炎症が生じます。皮膚、関節、腎臓、神経系、血液など、影響を受ける部位は多岐にわたります。症状が変動しやすく、長期的な治療や生活上の配慮が必要になることがあります。
心理支援の場面では、慢性疾患に伴う不安、抑うつ、疲労、痛み、服薬継続、対人関係、就労や学業への影響などに注目します。身体疾患が背景にある場合、心理的問題としてだけ扱わず、主治医や多職種との連携が重要です。
医療・保健領域での注意点
自己免疫疾患では、症状の変動や治療の長期化により、心理的負担が大きくなることがあります。公認心理師は、疾患理解を踏まえた心理支援と医療連携を意識します。
本問では、選択肢の中で自己免疫疾患として最も適切なのは、全身性エリテマトーデス〈SLE〉です。
選択肢の確認
1.逆流性食道炎
判定:誤り。
逆流性食道炎は、胃酸などが食道へ逆流することで食道粘膜に炎症が生じる疾患です。胸やけや呑酸などがみられます。自己免疫疾患ではありません。
2.鉄欠乏性貧血
判定:誤り。
鉄欠乏性貧血は、鉄不足によってヘモグロビン産生が低下し、貧血が生じる状態です。月経、出血、摂取不足などが関係します。自己免疫疾患ではありません。
3.ハンチントン病
判定:誤り。
ハンチントン病は、遺伝性の神経変性疾患です。不随意運動、認知機能低下、精神症状などがみられます。免疫が自分の組織を攻撃する自己免疫疾患ではありません。
4.本態性高血圧症
判定:誤り。
本態性高血圧症は、明確な単一の原因を特定しにくい高血圧で、遺伝、食塩摂取、肥満、ストレス、加齢など複数の要因が関係します。自己免疫疾患ではありません。
5.全身性エリテマトーデス〈SLE〉
判定:最も適切。
全身性エリテマトーデス〈SLE〉は、免疫異常によって全身の臓器や組織に炎症を生じる代表的な自己免疫疾患です。本問の正答です。
覚えるポイント
- 自己免疫疾患は、免疫が自分の身体の組織を攻撃してしまう疾患です。
- **全身性エリテマトーデス〈SLE〉**は、代表的な自己免疫疾患です。
- ハンチントン病は、遺伝性の神経変性疾患です。
- 鉄欠乏性貧血や逆流性食道炎は、自己免疫疾患ではありません。
- 慢性身体疾患では、心理的苦痛と生活上の困難にも配慮します。