9AM36第9回 公認心理師国家試験 過去問

医療・保健領域-03 身体疾患:糖尿病・COPD・SLE・頭痛

抗コリン作用を有する薬剤の使用に注意が必要とされ、激しい目や頭の痛みの発作を特徴とする眼疾患として、適切なものを 1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、抗コリン作用を有する薬剤と関連して注意が必要な眼疾患として、緑内障を理解しているかが問われています。

激しい目の痛み、頭痛、発作という表現から、急性の眼圧上昇を伴う緑内障を想起します。

解説

緑内障は、視神経に障害が生じ、視野が障害される疾患です。眼圧の上昇が関係することがあります。

特に閉塞隅角緑内障では、眼房水の流れが妨げられて眼圧が急上昇し、激しい眼痛、頭痛、吐き気、視力低下、虹視などを生じることがあります。このような急性発作は緊急対応が必要です。

抗コリン作用を有する薬剤は、散瞳などを介して閉塞隅角緑内障の発作を誘発または悪化させる可能性があるため注意が必要です。抗コリン作用は、一部の向精神薬、抗ヒスタミン薬、パーキンソン病治療薬、過活動膀胱治療薬などで問題になることがあります。

医療・保健領域での注意点
公認心理師は薬剤を処方しませんが、薬の副作用や禁忌に関わる身体症状を見逃さない視点が大切です。目の激痛や急な視力変化を訴える場合は、医療職への速やかな相談が必要です。

本問では、抗コリン作用と激しい目や頭の痛みの発作という組合せから、緑内障が適切です。

選択肢の確認

1.角膜炎
判定:誤り。
角膜炎は、角膜に炎症が生じる疾患です。痛み、充血、異物感、流涙、視力低下などがみられることがありますが、抗コリン作用を有する薬剤の使用に特に注意が必要な眼疾患としては緑内障が適切です。

2.結膜炎
判定:誤り。
結膜炎は、結膜に炎症が生じる疾患で、充血、目やに、かゆみなどがみられます。感染やアレルギーが関係します。本問の抗コリン作用や激しい目や頭の痛みの発作とは結びつきにくい疾患です。

3.飛蚊症
判定:誤り。
飛蚊症は、視界に虫や糸くずのようなものが浮いて見える症状です。加齢による硝子体の変化で起こることもありますが、網膜裂孔や網膜剥離のサインとなる場合もあります。抗コリン作用を有する薬剤に特に注意が必要な疾患ではありません。

4.緑内障
判定:正しい。
緑内障、特に閉塞隅角緑内障では、抗コリン作用をもつ薬剤によって眼圧上昇のリスクが問題になることがあります。激しい目や頭の痛みの発作を特徴とする眼疾患として適切です。

5.網膜剥離
判定:誤り。
網膜剥離は、網膜が剥がれる疾患で、飛蚊症、光視症、視野欠損などがみられることがあります。緊急性の高い眼疾患ですが、抗コリン作用を有する薬剤の使用に注意が必要な疾患としては緑内障が適切です。

覚えるポイント

  • 緑内障では、眼圧上昇や視神経障害が問題になります。
  • 抗コリン作用を有する薬剤は、緑内障で注意が必要です。
  • 激しい眼痛、頭痛、吐き気、急な視力低下は、医療機関への速やかな相談が必要です。
  • 公認心理師も、薬剤や身体疾患に関わるリスクを多職種と共有します。

関連問題

9AM359AM37
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)