9PM93|第9回 公認心理師国家試験 過去問
描画法のうち、検査者と被検査者が相互に描画を繰り返すものを 1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、描画法のうち、検査者と被検査者が相互に描画をやりとりするスクイグルが問われています。
「検査者と被検査者が相互に描画を繰り返す」という点が手がかりです。
解説
スクイグルは、D. W. Winnicott によって知られる描画を用いた相互交流的な方法です。
一方がなぐり描きのような線を描き、もう一方がそれを何かの絵に発展させます。その後、役割を交代しながら描画を繰り返します。描画を通して、子どもやクライエントの想像、感情、関係性、表現の仕方を理解する手がかりになります。
スクイグルは、検査者が一方的に課題を与える描画法とは異なり、相互作用そのものが重要です。遊びの要素を含み、特に子どもとの関係形成や心理的理解に役立つことがあります。
心理アセスメントでの注意点
描画法は、結果だけで断定せず、面接、行動観察、発達歴、他の検査と合わせて総合的に理解します。
本問では、検査者と被検査者が交互に描画を繰り返す方法を問うているため、スクイグルが正答です。
選択肢の確認
1.HTP
判定:誤り。
HTP は、家、木、人を描いてもらう描画法です。被検査者がそれぞれを描く方法であり、検査者と被検査者が相互に描画を繰り返す方法ではありません。
2.KFD
判定:誤り。
KFD は、動的家族描画法で、家族が何かをしているところを描いてもらう方法です。家族関係や自己像の理解に用いられますが、検査者と被検査者が交互に描画を行うものではありません。
3.スクイグル
判定:正しい。
スクイグルは、検査者と被検査者が相互に線や絵を描き合い、それを発展させながらやりとりする方法です。本問の説明に合致します。
4.バウムテスト
判定:誤り。
バウムテストは、木を描いてもらう投映法です。被検査者が木を描く方法であり、相互に描画を繰り返す方法ではありません。
5.グッドイナフ人物画検査
判定:誤り。
グッドイナフ人物画検査は、人物画を用いて子どもの知的発達などを評価する検査です。検査者と被検査者の相互描画を行うものではありません。
覚えるポイント
- スクイグルは、検査者と被検査者が相互に描画を行う方法です。
- HTP は家、木、人を描く描画法です。
- KFD は、家族が何かをしている場面を描く動的家族描画法です。
- バウムテストは、木を描く投映法です。