35AM23|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
全身麻酔を安全に施行するためのフールプルーフ機構はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は 医療ガス配管端末のピン方式 です。
この問題のポイント
フールプルーフは、使用者が取り違えそうになっても、形状や接続機構によって誤操作を成立させない設計です。ガス種ごとにピンの配置を異ならせると、異なるガス用の接続口を物理的に接続できず、取り違えを未然に防げます。
解説
医療ガス配管端末のピン方式では、酸素、亜酸化窒素、空気などのガス種ごとに異なる幾何学的配置を用います。そのため、適合しない接続器は挿入・固定できず、注意力に頼らず取り違えを防ぐ典型的なフールプルーフです。ガス遮断装置は供給を止める機構、酸素供給圧警報装置は圧低下を検知・報知する機構で、誤接続自体を物理的に不可能にするピン方式とは働きが異なります。低酸素防止装置は酸素と亜酸化窒素などの流量を連動させ、低酸素濃度の混合ガス供給を防ぐ重要な安全機構ですが、本問が問う「ガス種の取り違え操作を形状で成立させない機構」はピン方式です。酸素流量計の配置は、操作性や誤認低減に寄与しますが、異種接続を幾何学的に防ぐ仕組みではありません。
選択肢の確認
選択肢1:医療ガス配管端末のピン方式
正答です。 ガス種ごとにピン配置を変え、誤ったガス用接続器が物理的に適合しないようにするため、誤操作を未然に防ぐフールプルーフです。
選択肢2:医療ガス供給を遮断するガス遮断装置
正答ではありません。 ガス遮断装置は必要時に供給を停止する装置であり、使用者が異なるガスを接続する操作を形状で防ぐ機構ではありません。
選択肢3:酸素供給圧警報装置
正答ではありません。 酸素供給圧の低下を検出して使用者に報知する監視機構で、誤った接続を始めから成立させないピン方式とは役割が異なります。
選択肢4:医療ガス流量計の低酸素防止装置
正答ではありません。 低酸素防止装置は酸素と他のガス流量を連動させ、酸素濃度が安全限界を下回る混合ガスの供給を防ぐ機構であり、酸素流量の過剰を制限する装置ではありません。
選択肢5:複数の流量計のうち酸素流量計を最右端に配置すること
正答ではありません。 酸素流量計の位置を統一することは識別と安全に寄与しますが、異なるガス用の接続器を物理的に接続できなくするピン機構ではありません。
覚えるポイント
- フールプルーフは「注意する」ではなく「間違っても物理的にできない」設計です。
- ピン方式はガス種ごとの非互換性で、誤接続を接続口で防ぎます。
- 低酸素防止装置は酸素過剰防止ではなく、低酸素混合ガスの供給防止です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。