35PM12|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
全身麻酔手術の術前スクリーニング検査として適切なのはどれか。 a.胸部 X 線検査 b.呼吸機能検査 c.ホルター心電図検査 d.脳波検査 e.ABO 血液型検査
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
公式正答は 2 です。正答内容は a、b、e です。
この問題のポイント
術前検査は患者の年齢・病歴・診察所見、予定術式、麻酔法、出血・輸血可能性に応じて選択します。本問の国家試験上の想定では胸部X線、呼吸機能、ABO血液型が一般的スクリーニング項目で、Holter心電図と脳波は特定の適応がある場合に追加します。
解説
全身麻酔前には、呼吸・循環予備能、気道、併存疾患、使用薬、出血リスクなどを評価します。本問では胸部X線検査と呼吸機能検査を呼吸器系評価、ABO血液型検査を周術期輸血へ備える基礎情報として選ぶ想定です。一方、Holter心電図は発作性不整脈、失神、動悸など時間経過を追う必要がある場合、脳波はてんかん等の神経学的適応がある場合に行う検査で、一般的な術前スクリーニングとして全員に実施するものではありません。
ただし現実の周術期診療では、胸部X線、呼吸機能、血液型を含め、検査を全身麻酔患者へ一律にルーチン実施するとは限りません。検査結果が周術期管理を変えるかを考え、患者背景、手術侵襲、輸血可能性、施設プロトコルに基づいて個別化します。ここでは公式の出題想定としてa、b、eを選びます。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:誤り、d:誤り、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b、c
正答ではありません。 a、bは本問の一般的呼吸器スクリーニングとして採用されますが、cのHolter心電図は不整脈や失神など個別の適応がある場合に行う検査です。
選択肢2:a、b、e
正答です。 本問の想定では、胸部X線と呼吸機能検査で呼吸器系を評価し、ABO血液型検査で輸血に備える情報を確認する組合せです。実臨床では必要性を個別判断します。
選択肢3:a、d、e
正答ではありません。 aとeは本問の想定に含まれますが、dの脳波はてんかんなど神経学的適応がある患者へ行う検査で、一般的スクリーニングではありません。
選択肢4:b、c、d
正答ではありません。 bは本問の呼吸機能評価に含まれます。一方、cのHolter心電図とdの脳波はいずれも特定の症状・疾患を疑うときに選択する検査です。
選択肢5:c、d、e
正答ではありません。 eは本問の想定で採用されますが、cとdはそれぞれ不整脈・失神、てんかん等の個別適応に応じる検査で、一般的な組合せになりません。
覚えるポイント
- 術前検査は患者背景・術式・麻酔法・輸血可能性に応じて個別化する。
- Holter心電図と脳波は、疑う病態や症状がある場合に追加する検査。
- 国試の標準的組合せと、現場での一律ルーチン検査を同一視しない。
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