35AM22|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
播種性血管内凝固(DIC)において正しいのはどれか。 a.血小板数減少 b.フィブリノーゲン低値 c.破砕赤血球の出現 d.抗血小板抗体陽性 e.FDP 低値
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正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は a、b、c です。
この問題のポイント
DICでは全身性の凝固活性化により微小血栓が形成され、血小板・凝固因子が消費される一方、線溶も活性化します。典型所見として血小板減少、フィブリノゲン低下、破砕赤血球を押さえます。
解説
各記述は、a血小板数減少:○、bフィブリノーゲン低値:典型所見として○、c破砕赤血球:○、d抗血小板抗体陽性:×、eFDP低値:×です。血小板とフィブリノゲンは血栓形成で消費され、微小血管内のフィブリンを赤血球が通過する際に機械的に破砕されることがあります。フィブリン・フィブリノゲン分解産物であるFDPは通常上昇します。
ただし、DICの検査像は基礎疾患と病型で異なります。とくに敗血症関連DICでは急性期反応によるフィブリノゲン産生増加のため正常〜高値のことがあり、破砕赤血球も必発ではありません。本問では古典的・典型的な所見としてa、b、cを選びます。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:正しい、d:誤り、e:誤りです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b、c
正答です。 血小板・フィブリノゲンの消費と、微小血管障害による破砕赤血球はDICの典型像に合います。
選択肢2:a、b、e
正答ではありません。 a、bは典型所見ですが、線溶でFDPは通常上昇するため、eのFDP低値は典型像と反対です。
選択肢3:a、d、e
正答ではありません。 aは正しい一方、抗血小板抗体はITPなどの免疫性機序で問題となる所見で、DICの本態ではありません。eも通常の変化と反対です。
選択肢4:b、c、d
正答ではありません。 b、cは典型所見ですが、dの抗血小板抗体陽性はDICを説明する所見ではありません。
選択肢5:c、d、e
正答ではありません。 cは認め得ますが、dは免疫性血小板減少の機序、eは通常上昇するFDPを低値としており不適切です。
覚えるポイント
- DICは「凝固活性化+消費+線溶」の三方向で整理します。
- 血小板・フィブリノゲンは低下方向、FDPは通常上昇方向です。
- フィブリノゲン値や破砕赤血球は病型で変わり、全例必発ではありません。
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