35PM20|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
鉄欠乏性貧血の所見で正しいのはどれか。 a.血清フェリチン低値 b.血清間接ビリルビン高値 c.血清エリスロポエチン低値 d.平均赤血球容積(MCV)低値 e.血清総鉄結合能(TIBC)高値
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
公式正答は 3 です。正答内容は a、d、e です。
この問題のポイント
鉄欠乏性貧血の所見を正しく識別するには、鉄代謝に関連する血液所見を理解する必要がある。MCV、フェリチン、TIBCの変化が特徴的である。
解説
鉄欠乏性貧血では、貯蔵鉄が減少するため血清フェリチンが低下する(aは正しい)。赤血球が小さくなるためMCVは低下する(dは正しい)。鉄欠乏により鉄と結合する能力が増すため、総鉄結合能(TIBC)は上昇する(eは正しい)。一方、間接ビリルビンは溶血性貧血の所見であり(bは誤り)、エリスロポエチンは低酸素状態で上昇するため鉄欠乏性貧血では低下しない(cは誤り)。このため、正解はa、d、eとなる。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:正しい、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b、c
正答ではありません。 選択肢1(a、b、c)はbとcが誤り。間接ビリルビンは溶血性貧血、エリスロポエチンは低酸素で上昇するため、鉄欠乏性貧血には該当しない。
選択肢2:a、b、e
正答ではありません。 選択肢2(a、b、e)はbが誤り。間接ビリルビンは溶血性貧血の所見であり、鉄欠乏性貧血には該当しない。
選択肢3:a、d、e
正答です。 選択肢3(a、d、e)はすべて正しい。血清フェリチン低値、MCV低値、TIBC高値は鉄欠乏性貧血の典型的な所見である。
選択肢4:b、c、d
正答ではありません。 選択肢4(b、c、d)はbとcが誤り。間接ビリルビンは溶血性貧血、エリスロポエチンは上昇するため、鉄欠乏性貧血には該当しない。dは正しいが、他の選択肢が誤り。
選択肢5:c、d、e
正答ではありません。 選択肢5(c、d、e)はcが誤り。エリスロポエチンは低酸素で上昇するため、鉄欠乏性貧血では低下しない。dとeは正しいが、cが誤りで正解には含まれない。
覚えるポイント
- 鉄欠乏性貧血=MCV低値、フェリチン低値、TIBC高値。この3つをセットで覚える。
- 溶血性貧血=間接ビリルビン高値。これを区別するためには、ビリルビンの種類を意識する。
- エリスロポエチンは低酸素で上昇するため、鉄欠乏性貧血では低下しない。酸素供給が障害される病態で上昇する。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。