36PM22|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
正球性貧血はどれか。 a.サラセミア b.腎性貧血 c.再生不良性貧血 d.鉄欠乏性貧血 e.ビタミン B₁₂ 欠乏性貧血
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正解: 3
正答
3
公式正答は 3 です。正答内容は b、c です。
この問題のポイント
MCVによる代表的分類では、腎性貧血と再生不良性貧血は正球性、サラセミアと鉄欠乏性貧血は小球性、ビタミンB₁₂欠乏性貧血は大球性です。実臨床では病期や混合病態で典型像から外れる可能性もあります。
解説
腎性貧血は腎機能低下によるエリスロポエチン産生不足を中心として生じ、典型的には正球性正色素性です。再生不良性貧血は造血幹細胞障害により汎血球減少を来し、赤血球は典型的には正球性です。従ってb・cが本問の正球性貧血に該当します。
サラセミアはグロビン鎖合成障害により小球性を示し、鉄欠乏性貧血もヘモグロビン合成不足により小球性低色素性となります。ビタミンB₁₂欠乏性貧血はDNA合成障害による巨赤芽球性変化を伴い、典型的には大球性です。
これらは試験で用いる代表的分類です。治療前後、病期、輸血、鉄・葉酸欠乏などの混合病態によってMCVが典型範囲から外れる例まで否定するものではありません。
各項目の判定は、a:小球性、b:典型的に正球性、c:典型的に正球性、d:小球性、e:大球性です。
各肢の最終判定は、a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:誤り、e:誤りです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b
正答ではありません。 bの腎性貧血は典型的に正球性ですが、aのサラセミアはグロビン鎖合成障害による小球性貧血です。
選択肢2:a、e
正答ではありません。 aのサラセミアは小球性、eのビタミンB₁₂欠乏性貧血は大球性であり、どちらも正球性の代表ではありません。
選択肢3:b、c
正答です。 エリスロポエチン不足を中心とする腎性貧血と、骨髄造血低下による再生不良性貧血は、代表的分類で正球性貧血です。
選択肢4:c、d
正答ではありません。 cの再生不良性貧血は典型的に正球性ですが、dの鉄欠乏性貧血はヘモグロビン合成不足による小球性低色素性貧血です。
選択肢5:d、e
正答ではありません。 dは小球性、eは大球性の代表であり、正球性貧血の組合せではありません。
覚えるポイント
- 正球性:腎性貧血、再生不良性貧血。
- 小球性:サラセミア、鉄欠乏性貧血。大球性:ビタミンB₁₂欠乏性貧血。
- MCV分類は典型像として覚え、混合病態などで例外が生じ得ることも区別する。
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