35PM55|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
図の論理回路を論理式で表したのはどれか。

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正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は F = A・B です。
この問題のポイント
ゲート記号の本体形状と出力端の否定バブルを順に読みます。前段の二つは各入力を2端子に共通接続したNANDゲートなので、それぞれ¬Aと¬Bを出力します。最終段はNORゲートなので、F=¬(¬A+¬B)=A・Bです。
解説
上段のNANDゲートは二つの入力端子がともにAへ接続されています。したがって出力は¬(A・A)=¬Aです。同様に下段のNANDゲートは¬(B・B)=¬Bを出力し、どちらもインバータとして動作します。この¬Aと¬Bが最終段へ入力されます。最終段は入力側がORゲートの曲線形状で、出力端に否定を表す小円があるためNORゲートです。よってF=¬(¬A+¬B)となり、ド・モルガンの法則¬(X+Y)=¬X・¬YにX=¬A、Y=¬Bを代入すると、F=¬¬A・¬¬B=A・Bです。したがって全体はAND動作となり、選択肢1が正答です。
選択肢の確認
選択肢1:F = A・B
正答です。 前段の入力共通NANDで¬Aと¬Bを作り、それらを最終段のNORに入れるので、F=¬(¬A+¬B)=A・Bとなります。
選択肢2:F = A + B
正答ではありません。 A+BはAとBをそのままOR演算した式ですが、図では前段で両入力が否定され、さらに最終段NORの出力否定もあるため、OR出力にはなりません。
選択肢3:F = ¬A・¬B
正答ではありません。 ¬A・¬Bはド・モルガンの法則で¬(A+B)と同値です。図の最終段NORへ入るのはAとBではなく前段で否定された¬Aと¬Bなので、この式とは異なります。
選択肢4:F = ¬A + ¬B
正答ではありません。 ¬A+¬Bは最終段NORゲート内部のOR演算までの式で、出力端の小円が表す最後の否定を反映していないため、最終出力Fではありません。
選択肢5:F = ¬(A + B)
正答ではありません。 ¬(A+B)はAとBを直接NORゲートへ入れたときの式です。本図では前段NANDがAとBをそれぞれ否定するので、最終式は¬(¬A+¬B)です。
覚えるポイント
- NANDの二入力を同じ信号Xに結ぶと¬(X・X)=¬Xとなり、インバータとして動作します。
- ゲートの小円は否定を表し、OR形状の出力に小円があればNORです。
- 回路は「A,B→¬A,¬B→¬(¬A+¬B)→A・B」と信号経路に沿って一段ずつ変形します。
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