35PM74|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第35回

清浄化した透析液を置換補充液として利用する治療はどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

公式正答は 3 です。正答内容は オンライン血液透析濾過 です。

この問題のポイント

オンライン HDFでは、水処理・透析液供給系とETRF(エンドトキシン捕捉フィルタ、エンドトキシン捕捉フィルタ)等で厳格に清浄化したオンライン透析液から補充液を生成し、血液回路へ注入します。使用済み透析液を再循環させる方式ではありません。

解説

オンライン血液透析濾過(オンライン HDF)は、拡散による血液透析と大量の限外濾過・補充による対流を組み合わせます。補充液は、適切な水処理、配管管理、透析液清浄化、複数段のETRFなどを経たオンライン透析液から装置内で連続生成し、前希釈または後希釈で血液回路へ注入します。廃液側へ流れた使用済み透析液を回収して「再利用」するのではありません。

通常の血液透析は透析液との濃度勾配による拡散が中心で、清浄透析液を置換補充液として血液へ注入しません。血液濾過や持続的血液透析濾過では濾過と補充を行いますが、本問の標準的な方式では製造済みの滅菌補充液を用い、「清浄化した透析液をオンラインで補充液として利用する」という記述へ直接一致するのはオンライン HDFです。持続的腹膜透析は腹腔内へ腹膜透析液を注入します。

選択肢の確認

選択肢1:血液透析

正答ではありません。 血液透析では透析液をダイアライザの透析液側へ流して拡散に用います。通常、その透析液を置換補充液として血液回路へ注入しません。

選択肢2:血液濾過

正答ではありません。 血液濾過は対流除去と補充を行いますが、本問の標準的なオフライン HFではバッグ入りの滅菌補充液を用います。清浄透析液をオンライン利用する方式としての答えではありません。

選択肢3:オンライン血液透析濾過

正答です。 厳格に清浄化したオンライン透析液をETRF等へ通し、装置内で補充液として連続生成して血液回路へ注入します。使用済み透析液の再利用ではありません。

選択肢4:持続的血液透析濾過

正答ではありません。 CHDFも透析と濾過・補充を組み合わせますが、通常は専用の滅菌透析液・補充液を用います。本問が指すオンライン透析液由来の補充方式ではありません。

選択肢5:持続的腹膜透析

正答ではありません。 腹膜透析は腹膜を透析膜として腹腔内へ専用透析液を注入する方法です。血液回路へオンライン補充液を注入する治療ではありません。

覚えるポイント

  • オンライン HDFは拡散と対流を組み合わせ、オンライン生成した補充液を血液回路へ注入する。
  • ETRFはエンドトキシン捕捉フィルタで、透析液清浄化に用いる。
  • オンライン補充液は厳格に清浄化した透析液由来で、使用済み透析液の再循環ではない。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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