36PM75|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。 a.血漿浸透圧 b.気泡 c.漏血 d.透析液圧 e.透析液エンドトキシン濃度

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正解: 4

正答

4

公式正答は 4 です。正答内容は b、c、d です。

この問題のポイント

「治療中に連続監視する装置項目」と「定期的に測定する患者検査・透析液水質項目」を分けます。気泡、漏血、透析液圧は、血液透析装置が治療中に安全監視する代表的な3項目です。

解説

気泡検知器は、静脈側血液回路へ混入した空気を検出し、空気塞栓を防ぐために使われます。漏血検知器は、透析膜の破損などで血液が透析液側へ漏れたとき、透析液排液中の血液を光学的に検出します。透析液圧は膜間圧力差(TMP)、除水異常、回路やダイアライザの状態を把握するために連続監視されます。

一方、血漿浸透圧は患者の体液・電解質状態に関係する検査値ですが、透析装置が各治療中に常時オンライン監視する項目ではありません。透析液エンドトキシン濃度は透析液清浄化の重要な水質管理項目ですが、規定された方法・頻度で定期測定するものであり、毎回の治療中に連続測定する項目ではありません。

各肢の最終判定は、a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:正しい、e:誤りです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b、c

正答ではありません。 bの気泡とcの漏血は治療中の連続監視項目ですが、aの血漿浸透圧は必要時に評価する患者側の検査値であり、透析装置が常時監視する項目ではありません。

選択肢2:a、b、e

正答ではありません。 bの気泡は常時監視しますが、aの血漿浸透圧は患者の検査項目、eのエンドトキシン濃度は透析液水質の定期管理項目であり、どちらも治療中の連続監視項目ではありません。

選択肢3:a、d、e

正答ではありません。 dの透析液圧は膜間圧力差や除水異常の把握に連続監視します。しかし、aは患者側の検査値、eは定期的な透析液水質検査であり、正しい3項目の組合せにはなりません。

選択肢4:b、c、d

正答です。 気泡検知は空気塞栓、漏血検知は透析膜破損時の血液漏出を監視します。透析液圧はTMP、除水異常、回路状態の評価に必要であり、b・c・dはいずれも治療中に常時監視すべき項目です。

選択肢5:c、d、e

正答ではありません。 cの漏血とdの透析液圧は連続監視項目ですが、eのエンドトキシン濃度は透析液の清浄度を保証するための定期測定項目であり、治療中に連続監視する項目ではありません。

覚えるポイント

  • 治療中の装置監視は「気泡・漏血・透析液圧」と整理します。
  • 漏血検知器は、透析膜破損などによる透析液側への血液漏出を検出します。
  • 血漿浸透圧は患者検査、エンドトキシンは透析液水質の定期管理であり、常時監視と分けます。

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