36AM45|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
臨床工学技士の業務として認められていないのはどれか。 a.人工呼吸業務における気管挿管 b.人工呼吸装置使用時の吸引による喀痰の除去 c.動脈留置カテーテルからの採血 d.血管への直接穿刺による輸血 e.ECMO 用カニューレの挿入
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正解: 3
正答
3
公式正答は 3 です。正答内容は a、d、e です。
この問題のポイント
臨床工学技士の業務範囲は「侵襲的な行為はすべて医師のみ」と一括判定しません。法令・通知で定められた個々の行為、所定の研修、医師の具体的指示、施設の安全管理体制などの要件を区別します。
解説
aの人工呼吸業務における気管挿管は、本問で問う臨床工学技士の業務範囲に含まれません。bの人工呼吸装置使用中の吸引による喀痰除去は、必要な研修、医師の指示、安全手順の下で業務範囲に含まれます。cの既に留置された動脈カテーテルからの採血も、医師の具体的指示等の法定要件を満たす場合に行い得る業務です。
dの「血管への直接穿刺による輸血」は、臨床工学技士が行うとして定められた業務ではありません。eのECMO用カニューレを患者血管へ挿入するカニュレーションも業務範囲外です。回路の準備・操作・保守や、既に留置されたカニューレと回路に関する業務と、患者血管へ新たにカニューレを挿入する行為を混同しません。
各肢の判定は、a:認められていない、b:要件下で認められる、c:要件下で認められる、d:認められていない、e:認められていないです。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:正しい、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b、c
正答ではありません。 aの気管挿管は範囲外ですが、bの吸痰とcの動脈留置カテーテルからの採血は、所定研修・医師の具体的指示等の要件下で業務範囲に含まれます。
選択肢2:a、b、e
正答ではありません。 aの気管挿管とeのECMO カニューレ挿入は範囲外ですが、bの人工呼吸装置使用中の吸痰は要件下で行えるため、範囲外のみの組合せではありません。
選択肢3:a、d、e
正答です。 気管挿管、血管への直接穿刺による輸血、ECMO カニューレの患者血管への挿入は、いずれも本問で問う臨床工学技士の業務範囲に含まれません。
選択肢4:b、c、d
正答ではありません。 dの直接穿刺による輸血は範囲外ですが、bの吸痰とcの既留置動脈カテーテルからの採血は法定要件下で行い得るため、この組合せは不適切です。
選択肢5:c、d、e
正答ではありません。 dの直接穿刺輸血とeのECMO カニューレ挿入は範囲外ですが、cの既留置動脈カテーテルからの採血は要件下で業務範囲に含まれるため、範囲外のみではありません。
覚えるポイント
- 業務範囲は「侵襲的か否か」だけで一括せず、法令・通知で個別に判定する。
- 本問の範囲外は気管挿管、直接穿刺による輸血、ECMO カニューレ挿入である。
- 吸痰や既留置動脈カテーテルからの採血は、所定研修・医師の具体的指示・施設手順等の要件下で行う。
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