36PM73|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。 a.回路からの薬剤注入を行う。 b.留置カニューレから採血を行う。 c.回路の充填を行う。 d.術野でカニューレを回路に接続する。 e.開始前に患者の静脈から採血を行う。

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正解: 5

正答

5

公式正答は 5 です。設問は「臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているもの」を選ぶ否定形で、誤りは d、e です。

この問題のポイント

本問は、臨床工学技士の人工心肺業務の範囲を問うています。医師の具体的指示の下で行う回路の充填、回路からの薬剤注入、留置カニューレからの採血と、術野で留置済みカニューレを人工心肺回路へ接続する操作、開始前に患者静脈を直接穿刺する採血を区別します。

解説

臨床工学技士は、医師の具体的指示の下で、人工心肺回路の充填、体外循環回路からの薬剤注入、既に留置されたカニューレからの採血などを人工心肺業務として行います。したがってa、b、cは正しいです。

一方、術野で留置済みのカニューレを人工心肺回路に接続する操作や、人工心肺の開始前に患者の静脈を直接穿刺して採血する行為は、本問が想定する臨床工学技士の人工心肺業務の範囲に含まれません。したがってd、eが誤りです。肢dは「患者へカニューレを挿入する」という記述ではなく、「カニューレを回路に接続する」という記述であることを正確に読みます。

この整理を「採血はすべて医師だけが行う」「術野の行為はすべて臨床工学技士には認められない」と、他の業務や職種まで含めて一般化してはいけません。本問の人工心肺業務範囲に限定し、回路からの薬剤注入・留置カニューレからの採血・回路充填と、術野でのカニューレと回路の接続・開始前の直接静脈穿刺を分けて判断します。実務では現行の法令・通知、医師の指示、院内手順を確認します。

各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:正しい、d:誤り、e:誤りです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b

正答ではありません(a、bは業務範囲内)。 医師の具体的指示の下で行う回路からの薬剤注入と、留置カニューレからの採血は、本問の人工心肺業務範囲に含まれます。

選択肢2:a、e

正答ではありません。 aの回路からの薬剤注入は業務範囲内ですが、eの開始前に患者静脈を直接穿刺する採血は本問の人工心肺業務範囲外です。

選択肢3:b、c

正答ではありません(b、cは業務範囲内)。 留置カニューレからの採血と人工心肺回路の充填は、医師の指示の下で行う人工心肺業務に含まれます。

選択肢4:c、d

正答ではありません。 cの回路充填は業務範囲内ですが、dの術野で留置済みカニューレを人工心肺回路に接続する操作は、本問の人工心肺業務範囲外です。

選択肢5:d、e

正答です(d、eは誤り)。 術野で留置済みカニューレを人工心肺回路に接続する操作と、開始前に患者静脈を直接穿刺する採血は、本問が想定する臨床工学技士の人工心肺業務には含まれません。

覚えるポイント

  • 回路充填、回路からの薬剤注入、留置カニューレからの採血は、具体的指示下の人工心肺業務に含まれる。
  • 術野で留置済みカニューレを人工心肺回路へ接続する操作と、開始前の患者静脈への直接穿刺採血は本問の範囲外。
  • 本問の範囲に限定し、「採血はすべて医師のみ」などと他の業務まで一般化しない。

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