36PM24|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
閉塞性換気障害の判定基準はどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
公式正答は 5 です。正答内容は 1 秒率 70%未満 です。
この問題のポイント
1秒率は FEV₁/FVC×100 で、気道閉塞のため最初の1秒間に吐き出せる割合が低下すると小さくなります。国家試験の標準分類では1秒率70%未満を閉塞性換気障害の指標とします。
解説
閉塞性換気障害では呼出時の気流制限によりFEV₁が低下し、努力性肺活量FVCに対する比である1秒率が低くなります。本問では FEV₁/FVC×100<70% が標準的な判定基準なので、選択肢5が正答です。
%肺活量(%VC)は実測肺活量を予測肺活量と比較した指標で、国家試験の標準分類では80%未満を拘束性換気障害の目安とします。%VC 70%未満は%VC 80%未満の範囲に含まれる、より低い値ですが、閉塞性換気障害を判定する指標ではありません。1秒率80%未満・90%未満では正常域の人も含み得るため、本問の70%未満という基準に一致しません。
実臨床では年齢などを考慮した正常下限(LLN)を用いる考え方があり、COPDでは気管支拡張薬吸入後のFEV₁/FVC<0.70という診断文脈もあります。また閉塞性と拘束性が併存する混合性障害もあります。本問では国家試験が求める標準的な換気障害分類として判定します。
選択肢の確認
選択肢1:%肺活量 80%未満
正答ではありません。 %VC 80%未満は国家試験上、拘束性換気障害の標準的指標です。気流制限を示す1秒率とは異なります。
選択肢2:%肺活量 70%未満
正答ではありません。 %VC 70%未満は%VC 80%未満に包含される低値で、拘束性障害を示唆しますが、閉塞性障害の判定指標ではありません。
選択肢3:1 秒率 90%未満
正答ではありません。 90%未満という高い閾値では正常域を含み、国家試験の閉塞性換気障害の基準である70%未満に一致しません。
選択肢4:1 秒率 80%未満
正答ではありません。 80%未満も本問の標準閾値より高く、正常域の一部を含み得るため、閉塞性換気障害の判定基準として選びません。
選択肢5:1 秒率 70%未満
正答です。 1秒率FEV₁/FVC×100が70%未満であることが、本問で問う閉塞性換気障害の標準的判定基準です。
覚えるポイント
- 閉塞性:1秒率FEV₁/FVC×100<70%。
- 拘束性:%VC<80%。%VC<70%もこの範囲に含まれるが、閉塞性指標ではない。
- 実臨床のLLNや気管支拡張後評価と、国家試験の標準分類を区別する。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。