36PM6|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

解剖学的死腔が 150 mL の人が、以下に示すAからEの換気を行った。 誤っているのはどれか。 [換気A] 1 回換気量:500 mL、分時換気回数:12 回[換気B] 1 回換気量:400 mL、分時換気回数:12 回[換気C] 1 回換気量:400 mL、分時換気回数:20 回[換気D] 1 回換気量:300 mL、分時換気回数:20 回[換気E] 1 回換気量:400 mL、分時換気回数:24 回

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正解: 3

正答

3

公式正答は 3 です。正答内容は 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。 であり、この記述が誤りです。

この問題のポイント

1回換気量をVT、呼吸数をf、1回の解剖学的死腔量をVDとすると、分時換気量は VE=VT×f、分時死腔換気量は VD×f、分時肺胞換気量は VA=(VT−VD)×f です。本問ではVD=150 mLを各換気条件へ同じように代入します。

解説

各換気の値を計算すると次のようになります。単位は、1回肺胞換気量がmL/回、分時換気量・分時死腔換気量・分時肺胞換気量がmL/minです。

  • 換気A:VE=500×12=6000、分時死腔換気量=150×12=1800、1回肺胞換気量=500−150=350、VA=350×12=4200
  • 換気B:VE=400×12=4800、分時死腔換気量=150×12=1800、1回肺胞換気量=400−150=250、VA=250×12=3000
  • 換気C:VE=400×20=8000、分時死腔換気量=150×20=3000、1回肺胞換気量=250、VA=250×20=5000
  • 換気D:VE=300×20=6000、分時死腔換気量=150×20=3000、1回肺胞換気量=300−150=150、VA=150×20=3000
  • 換気E:VE=400×24=9600、分時死腔換気量=150×24=3600、1回肺胞換気量=250、VA=250×24=6000

換気Cの分時肺胞換気量は5000 mL/min、換気Dは3000 mL/minで等しくありません。したがって、誤っている選択肢3が正答です。

選択肢の確認

選択肢1:換気Aと換気Dの分時換気量は等しい。

正答ではありません(記述は正しい)。 換気Aは500×12=6000 mL/min、換気Dは300×20=6000 mL/minで、分時換気量は等しくなります。

選択肢2:換気Aと換気Bの分時死腔換気量は等しい。

正答ではありません(記述は正しい)。 AとBはどちらも呼吸数12回/minなので、分時死腔換気量は150×12=1800 mL/minで等しくなります。

選択肢3:換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。

正答です(記述は誤り)。 換気Cは(400−150)×20=5000 mL/min、換気Dは(300−150)×20=3000 mL/minであり、両者は等しくありません。

選択肢4:1 回肺胞換気量は換気Aが一番多い。

正答ではありません(記述は正しい)。 1回肺胞換気量はAが350 mL、B・C・Eが250 mL、Dが150 mLなので、Aが最大です。

選択肢5:分時肺胞換気量は換気Eが一番多い。

正答ではありません(記述は正しい)。 分時肺胞換気量はA 4200、B 3000、C 5000、D 3000、E 6000 mL/minであり、Eが最大です。

覚えるポイント

  • 分時換気量VE=VT×f、分時死腔換気量=VD×f、分時肺胞換気量VA=(VT−VD)×f。
  • 1回肺胞換気量はVT−VDであり、Aは500−150=350 mLと計算する。
  • 本問のCとDのVAは5000対3000 mL/minで等しくない。

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