37AM82第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

医用基礎工学流体・圧力・音響レイノルズ数・ポアズイユ・静水圧・ドプラ効果

円管内を液体が流れている。この流れにおけるレイノルズ数に含まれないパラメータはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、流体力学で重要なレイノルズ数に含まれるパラメータが問われています。

円管内流れのレイノルズ数は、代表的に次の式で表されます。

  • Re = ρ v D / μ

ここで、

  • ρ:液体の密度
  • v:平均流速
  • D:管路内径
  • μ:液体の粘性係数

です。

管路内圧は、レイノルズ数の式には含まれません。

解説

レイノルズ数は、流れが層流になりやすいか、乱流になりやすいかを判断するための無次元数です。

血液回路、人工心肺回路、透析回路、カテーテル内流れなどを考えるときにも、流速、管径、粘性の影響は重要です。

レイノルズ数は、慣性力と粘性力の比を表します。

  • レイノルズ数が小さい:粘性の影響が大きく、層流になりやすい
  • レイノルズ数が大きい:慣性の影響が大きく、乱流になりやすい

式を見ると、管路内径、平均流速、液体の密度、液体の粘性係数は含まれます。

一方、管路内圧はレイノルズ数の直接の構成要素ではありません。圧力差は流速や流量を生じさせる要因にはなりますが、レイノルズ数の式そのものには入りません。

ひっかけポイント
圧力は流れを起こす原因として重要ですが、レイノルズ数そのものには管路内圧は含まれません。式をそのまま覚えると迷いにくくなります。

選択肢の確認

1.正答。含まれません。
管路内圧は、円管内流れのレイノルズ数 Re = ρ v D / μ には含まれません。

2.含まれます。
管路内径 D はレイノルズ数に含まれます。内径が大きいほど、同じ流速ならレイノルズ数は大きくなります。

3.含まれます。
平均流速 v はレイノルズ数に含まれます。流速が速いほど、レイノルズ数は大きくなります。

4.含まれます。
液体の密度 ρ はレイノルズ数に含まれます。密度が大きいほど、慣性の影響が大きくなります。

5.含まれます。
液体の粘性係数 μ はレイノルズ数に含まれます。粘性係数が大きいほど、レイノルズ数は小さくなり、層流になりやすくなります。

覚えるポイント

  • レイノルズ数は Re = ρ v D / μ です。
  • 含まれるのは、密度、平均流速、管内径、粘性係数です。
  • 管路内圧はレイノルズ数には含まれません。
  • レイノルズ数は、層流と乱流の判定に使います。
  • 医療機器の流体回路では、流速、管径、粘性をセットで考えます。

関連問題

37AM8137AM83
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)