38AM36第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

医用治療機器学エネルギー治療機器アブレーション・ESWL・超音波凝固・温熱/レーザ

超音波凝固切開装置について誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

## この問題のポイント
この問題では、**超音波凝固切開装置**の作動原理と、電気メスとの違いが問われています。

問い方は「誤っているのはどれか。」です。したがって、正答の選択肢は、記述内容としては誤りです。

## 解説
超音波凝固切開装置は、アクティブブレードを超音波振動させ、組織を把持しながら凝固・切開する装置です。

主な作用は、超音波振動による機械的エネルギーと摩擦熱です。

電気メスのように高周波電流を患者体内に流して切開・凝固する装置ではありません。そのため、電気メスに比べると熱損傷や煙の発生は少ない傾向があります。

超音波凝固切開装置では、比較的低い温度でタンパク質を変性させ、血管や組織を凝固しながら切離できます。

> ひっかけポイント
> 「凝固切開」と聞くと電気メスを連想しやすいですが、超音波凝固切開装置は**超音波振動**を利用します。煙が発生しやすいのは、むしろ電気メスで問題になりやすい特徴です。

## 選択肢の確認
1.記述としては正しい。
超音波凝固切開装置では、アクティブブレードが超音波振動します。この振動を利用して組織を凝固・切開します。

2.記述としては正しい。
組織を把持し、ブレードとの接触を強めることで、機械的作用と摩擦熱が加わり、切離が進みます。

3.記述としては正しい。
超音波凝固切開装置は、電気メスより比較的低温で組織を凝固させます。おおむね100℃前後での組織凝固として理解します。

4.正答。記述としては誤り。
超音波凝固切開装置は、電気メスに比べて術野の煙が発生しにくい装置です。「煙が発生しやすい」という記述は不適切です。

5.記述としては正しい。
凝固しながら切開できるため、止血能力に優れます。ただし、太い血管では適応やデバイスの仕様を確認する必要があります。

## 覚えるポイント
- 超音波凝固切開装置は**超音波振動**を利用する。
- 電気メスのように患者体内へ高周波電流を流す装置ではない。
- 比較的低温で凝固・切開できる。
- 電気メスに比べて煙や熱損傷が少ない傾向がある。
- 止血能力はあるが、血管径や組織条件に応じた使い分けが必要。

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