38PM36|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
滴数制御型(滴下制御方式)の輸液ポンプについて誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、滴数制御型輸液ポンプの特徴と安全機能が問われています。
滴数制御型は、点滴筒の滴下をセンサで数えて流量を制御します。専用輸液セットが必須という記述は不適切です。
解説
滴数制御型、または滴下制御方式の輸液ポンプは、点滴筒内を落下する滴を検出し、設定した滴下数になるように制御する方式です。
滴下センサには、一般に赤外線などの光学的検出方式が用いられます。滴が光路を横切ることで信号が変化し、滴下数をカウントします。
滴数制御型では、滴下が止まった場合、滴下が異常に速い場合、液がなくなった場合などを検出して警報を出すことができます。フリーフローは、クレンメの閉め忘れやポンプからのチューブ外れなどで、薬液が意図せず急速に流れる危険な状態です。
ただし、滴下数から流量を推定するため、薬液の粘性、表面張力、点滴筒の滴下係数などの影響を受けます。高濃度ブドウ糖液のように性状が通常の輸液と異なる液体では、1滴あたりの体積が変化し、誤差が生じることがあります。
ひっかけポイント
輸液ポンプには、滴下を数える方式と、チューブを機械的に押して容量を送る方式があります。専用輸液セットが強く関係するのは、機械的な送液方式のポンプで問われやすい点です。
安全管理上のポイント
輸液ポンプでは、流量設定、予定量、チューブ装着、クレンメ開閉、気泡、閉塞、バッテリー、アラーム動作を必ず確認します。フリーフローは急速投与につながるため特に危険です。
選択肢の確認
1.正答。記述としては誤り。
滴数制御型輸液ポンプでは、滴下を検出して制御するため、専用の輸液セットが必須とはいえません。滴下係数や使用条件の確認が重要です。
2.記述としては正しい。
滴下センサには赤外線などの光学センサが使用され、点滴筒内の滴下を検出します。
3.記述としては正しい。
薬液がなくなり滴下が停止した場合などに、空液として警報で知らせる機能があります。
4.記述としては正しい。
滴下が異常に速くなるフリーフローを検出し、警報で知らせる機能があります。
5.記述としては正しい。
高濃度ブドウ糖液では粘性や表面張力の影響により、滴下数から換算する流量に誤差が生じることがあります。
覚えるポイント
- 滴数制御型は、点滴筒内の滴下数を検出して流量を制御します。
- 滴下センサには赤外線などが用いられます。
- 空液やフリーフローを警報で知らせる機能があります。
- 高濃度ブドウ糖液などでは滴下量に誤差が出やすくなります。
- 輸液ポンプではフリーフロー防止とアラーム確認が重要です。