38PM4|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
ビタミンについて正しいのはどれか。 a.ビタミンAは体内でカロテンを合成する材料になる。 b.ビタミンB2の欠乏により脚気が生じる。 c.ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子が必要である。 d.ビタミンDの生成には紫外線が必要である。 e.ビタミンEは抗酸化作用をもつ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、各ビタミンの代表的な働き、欠乏症、吸収に必要な因子が問われています。
小項目の正誤は次のように整理します。
- a:誤り
- b:誤り
- c:正しい
- d:正しい
- e:正しい
したがって、c、d、eを含む選択肢5が正答です。
解説
ビタミンA、B群、D、Eは国家試験で頻出です。
ビタミンAは、βカロテンなどのプロビタミンAから体内で生成されます。つまり、ビタミンAがカロテンの材料になるのではなく、カロテンがビタミンAの前駆体です。
ビタミンB₁₂は、胃壁細胞から分泌される内因子と結合することで回腸から吸収されます。胃切除後や内因子欠乏では、ビタミンB₁₂欠乏による巨赤芽球性貧血が問題になります。
ビタミンDは紫外線により皮膚で生成され、カルシウム代謝に関係します。ビタミンEは抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンです。
ひっかけポイント
脚気はビタミンB₂ではなく、ビタミンB₁欠乏で起こります。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。aとbが誤りであるため、不適切です。
2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。eは正しいですが、aとbが誤りです。
3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。dとeは正しいですが、aが誤りです。
4.誤り。
選択肢4はb、c、dの組合せです。cとdは正しいですが、bが誤りです。
5.正しい。
選択肢5はc、d、eの組合せです。ビタミンB₁₂の吸収には内因子が必要で、ビタミンD生成には紫外線が関与し、ビタミンEには抗酸化作用があります。
覚えるポイント
- ビタミンA:カロテンから生成されます。
- ビタミンB₁欠乏:脚気。
- ビタミンB₁₂:吸収に内因子が必要です。
- ビタミンD:紫外線とカルシウム代謝に関係します。
- ビタミンE:抗酸化作用をもちます。