38PM6第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME

iPS細胞の説明として誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、iPS細胞の基本的な性質が問われています。

iPS細胞は、体細胞に特定の因子を導入して作成される人工多能性幹細胞です。多能性をもつ一方で、安全性評価は重要ですが、「移植後高率にがん化する」と断定するのは不適切です。

解説

iPS細胞は、皮膚や血液などの体細胞から作成できます。患者本人の細胞から作成できるため、再生医療や疾患モデル、創薬研究で重要です。

iPS細胞は多能性をもち、さまざまな細胞へ分化できる能力があります。そのため幹細胞の一種として扱われます。

ただし、多能性をもつ細胞では、未分化細胞の混入や異常増殖などの安全性に注意が必要です。しかし、適切な分化誘導、品質管理、未分化細胞の除去などを行うことで臨床応用が進められており、「移植後高率にがん化する」という表現は誤りです。

ひっかけポイント
iPS細胞には腫瘍形成リスクへの注意が必要ですが、それは「必ず高率にがん化する」という意味ではありません。リスク管理と品質管理が重要です。

選択肢の確認

1.記述としては正しい。
iPS細胞は多能性をもち、さまざまな細胞に分化できる能力があります。

2.記述としては正しい。
iPS細胞は人工的に作成された幹細胞であり、人工多能性幹細胞と呼ばれます。

3.記述としては正しい。
iPS細胞は、分化した体細胞に遺伝子導入などの操作を行って初期化することで作成されます。

4.正答。記述としては誤り。
iPS細胞では腫瘍形成リスクへの注意は必要ですが、「移植後高率にがん化する」と断定するのは不適切です。

5.記述としては正しい。
患者自身の細胞から作成できるため、拒絶反応の軽減や個別化医療への応用が期待されます。

覚えるポイント

  • iPS細胞は人工多能性幹細胞です。
  • 体細胞から作成できます。
  • 多能性をもち、幹細胞として扱われます。
  • 患者自身の細胞から作成できる点が重要です。
  • 腫瘍形成リスクには注意しますが、「高率にがん化する」と断定しないようにします。

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