39AM45|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
内容量 40 L の大型二酸化炭素ボンベに用いられているガス別特定はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、医療ガスボンベのガス別特定方式が問われています。
内容量40 Lの大型ボンベは、携帯用の小型ボンベではなく、大型容器として扱います。
大型の二酸化炭素ボンベでは、ガスを取り違えないようにするため、接続部におねじが用いられます。
解説
医療ガスでは、酸素、亜酸化窒素、二酸化炭素、空気などを取り違えると重大事故につながります。
そのため、ボンベや配管端末器、ホースアセンブリ、圧力調整器などには、ガスごとに接続形状を変えるガス別特定が用いられます。
ガス別特定には、代表的に次のような方式があります。
- おねじ、めねじ:大型ボンベなどのねじ接続
- ヨーク形、ピン方式:小型ボンベの取り違え防止
- DISS:配管設備や機器接続部で用いられるねじ式のガス別特定
- NIST:医療ガスホースなどで用いられるガス別特定接続
この問題の条件は、内容量 40 L の大型二酸化炭素ボンベです。
40 L の大型ボンベでは、ガス別特定としておねじが用いられます。したがって、正答は3です。
ひっかけポイント
「二酸化炭素」というガス名だけでなく、大型ボンベか小型ボンベかを確認します。小型ボンベではヨーク形やピン方式が関係しますが、40 L の大型ボンベではねじ接続が重要です。
安全管理上のポイント
医療ガスの接続では、形状が合うかどうかだけで判断せず、ガス名、色表示、ラベル、圧力調整器、残量、使用目的を確認します。特に酸素と二酸化炭素の取り違えは、患者安全上きわめて危険です。
選択肢の確認
1.誤り。
DISSは、医療ガスの配管設備や機器接続部などで用いられるガス別特定の接続方式です。内容量40 Lの大型二酸化炭素ボンベに用いられる方式としては不適切です。
2.誤り。
NISTは、医療ガスホースなどの接続部で用いられるガス別特定方式です。大型二酸化炭素ボンベの容器弁接続として問われている場合の答えではありません。
3.正しい。
内容量40 Lの大型二酸化炭素ボンベでは、ガス別特定としておねじが用いられます。大型ボンベでは、ガスごとにねじの形状や向きなどを変えて取り違えを防ぎます。
4.誤り。
ヨーク形は、主に小型ボンベと圧力調整器を接続する方式です。内容量40 Lの大型二酸化炭素ボンベに用いられる方式としては不適切です。
5.誤り。
ピン方式は、小型ボンベでガスの種類ごとにピン位置を変えて誤接続を防ぐ方式です。大型ボンベの二酸化炭素に用いられる方式ではありません。
覚えるポイント
- 医療ガスでは、誤接続を防ぐためにガス別特定が用いられる。
- 40 L の大型二酸化炭素ボンベでは、ガス別特定としておねじを押さえる。
- ヨーク形、ピン方式は小型ボンベで重要である。
- DISSやNISTは、配管・ホース・機器接続部のガス別特定として整理する。
- 医療ガス管理では、接続方式だけでなく、ガス名、ラベル、残圧、使用目的を必ず確認する。