39PM5|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、炎症の基本と、炎症に関与する細胞・化学伝達物質を理解しているかが問われています。
炎症では、血管反応、白血球の遊走、化学伝達物質の作用が重要です。急性炎症と慢性炎症の特徴を分けて覚える必要があります。
解説
炎症は、生体が感染、外傷、化学的刺激などに反応して起こす防御反応です。
急性炎症では、血管拡張や血管透過性亢進により、発赤、熱感、腫脹、疼痛が生じます。慢性炎症では、マクロファージ、リンパ球、線維芽細胞などが関与し、肉芽腫形成を伴うことがあります。
マクロファージは、単球が組織内に移行して分化した細胞です。由来は血球系・単球系であり、線維芽細胞などのような間葉系細胞そのものではありません。
ひっかけポイント
マクロファージは組織内に存在するため、間質の細胞と混同しやすいですが、由来は単球系です。炎症細胞として整理して覚えます。
選択肢の確認
1.記述としては正しい。
肉芽腫は慢性炎症でみられる病変です。結核などで代表的に出題されます。
2.記述としては正しい。
炎症の4主徴は、発赤、熱感、腫脹、疼痛です。腫脹は血管透過性亢進による滲出などで生じます。
3.正答。記述としては誤り。
マクロファージは間葉系細胞ではなく、単球に由来する貪食細胞です。炎症局所で異物や病原体の処理、サイトカイン産生、抗原提示などに関与します。
4.記述としては正しい。
急性炎症では血管反応が早期に起こり、血管透過性が亢進します。これにより血漿成分や白血球が炎症局所へ移動しやすくなります。
5.記述としては正しい。
セロトニンは炎症に関与する化学伝達物質の一つです。血管透過性や血管反応に関与します。
覚えるポイント
- 急性炎症では、血管透過性亢進と白血球浸潤が重要です。
- 慢性炎症では、マクロファージ、リンパ球、肉芽腫形成を押さえます。
- マクロファージは単球由来であり、間葉系細胞ではありません。
- 炎症の4主徴は、発赤、熱感、腫脹、疼痛です。