69AM057|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
H‑E 染色のエオジン液に加えるのはどれか。
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正解: 2
正答
2(酢酸)
この問題のポイント
ヘマトキシリン・エオジン〈H-E〉染色では、エオジン液を弱酸性に調整する添加物と、核染後の分別・色出し試薬を区別します。
解説
H-E染色では、ヘマトキシリンが核のクロマチンなどを青紫色に、酸性色素のエオジンが細胞質、筋線維、膠原線維、赤血球などの好酸性構造を赤〜桃色に染めます。エオジン液には少量の酢酸を加えて弱酸性に調整すると、エオジン分子が組織蛋白へ適切に結合し、背景の過染を抑えながら細胞質の色調を明瞭にできます。これに対して塩酸はヘマトキシリンの過剰な核染色を除く分別液に用い、アンモニア水や炭酸リチウムはヘマトキシリンを青色化する色出しに使います。試薬を「酸かアルカリか」だけでなく、核染の分別、色出し、細胞質染色の調整という工程ごとに整理すると混同しません。
選択肢の確認
1.誤り。塩酸は酸アルコールなどとしてヘマトキシリン染色後の分別に使われますが、通常エオジン液へ加える調整剤ではありません。
2.正しい。酢酸は弱酸としてエオジン液のpHを酸性側に調整し、細胞質や膠原線維の染色性を整えます。
3.誤り。硫酸は強酸で組織や染色液へ強い影響を与えるため、エオジン液の通常の添加物ではありません。
4.誤り。アンモニアはアルカリ性で、ヘマトキシリン染色後に核を青くする色出しに用いられます。
5.誤り。炭酸リチウムもアルカリ性の色出し液として用いられ、エオジン液を酸性化する物質ではありません。
覚えるポイント
- エオジン液には少量の酢酸を加えて弱酸性にする。
- 塩酸アルコールはヘマトキシリンの分別に使う。
- アンモニア水・炭酸リチウムは核の色出しに使う。
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