69AM056|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
静脈血が流れているのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 2・3
正答
2(肺動脈)、3(臍帯動脈)
この問題のポイント
動脈・静脈という名称は酸素の多寡ではなく、血液が心臓から出るか心臓へ戻るかで決まります。
解説
体循環では、左心室から出た酸素の多い動脈血が大動脈とその分枝を通って各組織へ届き、酸素を渡した静脈血が大静脈を介して右心房へ戻ります。しかし肺循環では、右心室から肺へ向かう肺動脈に静脈血が流れ、肺で酸素化された血液が肺静脈を通って左心房へ戻ります。胎児循環ではガス交換を胎盤で行うため、胎児から胎盤へ向かう2本の臍帯動脈には酸素の少ない静脈血が流れ、胎盤から胎児へ戻る1本の臍帯静脈には酸素の多い動脈血が流れます。したがって「動脈=必ず酸素が多い」と覚えるのではなく、「動脈=心臓から末梢へ」「静脈=心臓へ戻る」を定義として押さえることが重要です。
選択肢の確認
1.誤り。大動脈には左心室から駆出された酸素の多い動脈血が流れ、全身の体循環へ分配されます。
2.正しい。肺動脈は右心室から肺へ向かう動脈ですが、流れるのは全身から戻った酸素の少ない静脈血です。
3.正しい。臍帯動脈は胎児から胎盤へ向かい、胎児組織で酸素を消費した後の静脈血を運びます。
4.誤り。気管支動脈は大動脈系から分岐して気管支や肺支持組織を栄養するため、動脈血が流れます。
5.誤り。総腸骨動脈は腹部大動脈から分かれ、骨盤・下肢へ酸素の多い動脈血を送ります。
覚えるポイント
- 動脈は心臓から出る血管、静脈は心臓へ戻る血管。
- 肺動脈と臍帯動脈には静脈血が流れる。
- 肺静脈と臍帯静脈には動脈血が流れる。
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