69AM065|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
骨髄芽球に当てはまるのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 1・4
正答
1(核小体を認める)、4(細胞質は好塩基性が強い)
この問題のポイント
骨髄芽球は最も未熟な顆粒球系細胞なので、高い核・細胞質比、繊細な核網、核小体、好塩基性細胞質を示します。
解説
骨髄芽球は顆粒球系成熟の出発点に位置する未熟細胞です。細胞の大部分を円形〜類円形の核が占め、核・細胞質比〈N/C比〉は大きくなります。核クロマチンは成熟細胞のように凝集せず繊細な網状で、1〜数個の明瞭な核小体がみられます。細胞質は少量で、リボソームが豊富なため強い好塩基性を示します。典型的な骨髄芽球では顆粒を認めないか、ごく少数の一次顆粒を認める程度です。アズール好性の一次顆粒は前骨髄球で増え、好中球系・好酸球系・好塩基球系を区別する二次顆粒は骨髄球段階から出現します。したがって核小体と強い細胞質好塩基性が正しく、小さいN/C比、二次顆粒、粗剛なクロマチンは成熟方向の所見で誤りです。
選択肢の確認
1.正しい。骨髄芽球の未熟な核には、リボソームRNA合成が盛んなことを反映して1〜数個の核小体を認めます。
2.誤り。骨髄芽球は核が大きく細胞質が少ないため、N/C比は小さいのではなく大きいです。
3.誤り。系統特異的な二次顆粒は骨髄球段階から出現し、骨髄芽球には認めません。
4.正しい。骨髄芽球の少量の細胞質はRNAに富むため、May-Giemsa染色で強い好塩基性を示します。
5.誤り。未熟な骨髄芽球の核クロマチンは細かく繊細で、粗剛・凝集したクロマチンは成熟細胞に近い所見です。
覚えるポイント
- 骨髄芽球は高N/C比、繊細な核網、核小体をもつ。
- 細胞質は少量で強い好塩基性を示す。
- 二次顆粒は骨髄球から出現し、骨髄芽球にはない。
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