69PM019|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

パルスオキシメータで測定できるのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4

正答

3.脈拍数
4.動脈血酸素飽和度

この問題のポイント

パルスオキシメータが光の吸収と脈動から直接求めている二つの情報を選ぶ問題です。

解説

パルスオキシメータは、酸素化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンで光の吸収特性が異なることを利用します。指先などを約660 nmの赤色光と約940 nmの赤外光で透過照明し、心拍に伴って増減する吸光度成分を抽出します。静脈血や組織の吸収はほぼ一定ですが、動脈血量は拍動ごとに変わるため、この脈動成分から末梢動脈血酸素飽和度(peripheral oxygen saturation:SpO2)を推定でき、同じ周期から脈拍数も算出できます。SpO2は動脈血酸素分圧そのものではなく、ヘモグロビンのうち酸素と結合した割合の推定値です。したがって換気状態を表す動脈血二酸化炭素分圧は分かりません。低灌流、体動、マニキュア、外光などは誤差を生み、一酸化炭素ヘモグロビンやメトヘモグロビンが存在すると通常の2波長式では正確な評価が難しくなります。機種によって呼吸数などの付加表示があっても、基本原理から直接測定する標準項目はSpO2と脈拍数です。

選択肢の確認

1.誤り。体温はサーミスタなどの温度センサで測定するもので、赤色光・赤外光の脈動性吸光度からは求められません。
2.誤り。通常のパルスオキシメータが基本的に直接測定するのは脈波であり、呼吸数は標準的な測定項目ではありません。
3.正しい。動脈血量の周期的な変化が脈波として検出されるため、その周期から1分間の脈拍数を算出できます。
4.正しい。酸素化・還元ヘモグロビンの2波長での吸光度差から、動脈血酸素飽和度をSpO2として非侵襲的に推定します。
5.誤り。動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は酸素飽和度と独立して変化し、血液ガス分析や経皮的二酸化炭素モニタなどで測定します。

覚えるポイント

  • パルスオキシメータの基本表示はSpO2と脈拍数である。
  • 2波長の吸光度差と動脈の脈動成分を利用する。
  • SpO2は酸素分圧やPaCO2を測る検査ではなく、異常ヘモグロビンや低灌流の影響を受ける。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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