69PM045|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
粘膜筋板を有する臓器はどれか。
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正解: 3
正答
3(食道)
この問題のポイント
消化管の壁を構成する粘膜筋板を、腺組織や粘膜筋板を欠く胆囊・咽頭と区別する問題です。
解説
典型的な消化管壁は内腔側から、粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜または外膜の順に並びます。粘膜はさらに上皮、粘膜固有層、粘膜筋板からなり、粘膜筋板は薄い平滑筋層として粘膜と粘膜下層を境界付け、局所的に粘膜を動かして腺分泌や内容物との接触を助けます。食道では内腔を非角化重層扁平上皮が覆い、その下の粘膜固有層、縦走する平滑筋を主体とした粘膜筋板、食道腺を含む粘膜下層へ続くため、粘膜筋板を明瞭に確認できます。咽頭は部位により上皮や筋層が異なりますが、食道以降の典型的な消化管壁のような明瞭な粘膜筋板をもちません。胆囊は単層円柱上皮と粘膜固有層の直下に不規則な筋層があり、典型的な粘膜筋板と粘膜下層を欠きます。唾液腺と膵臓は腺房・導管からなる実質性の外分泌腺で、消化管壁の層としての粘膜筋板はありません。
選択肢の確認
1.誤り。唾液腺は腺房と導管からなる外分泌腺であり、管腔臓器の粘膜を区切る粘膜筋板はありません。
2.誤り。咽頭には食道のように粘膜固有層と粘膜下層を境界付ける明瞭な粘膜筋板はありません。
3.正しい。食道は典型的な消化管壁構造をもち、粘膜の最外層に平滑筋からなる粘膜筋板があります。
4.誤り。膵臓は外分泌腺房と内分泌の膵島からなる実質臓器で、粘膜筋板をもちません。
5.誤り。胆囊は粘膜の直下に筋層が続き、典型的な粘膜筋板と粘膜下層の両方を欠きます。
覚えるポイント
- 消化管の粘膜は上皮・粘膜固有層・粘膜筋板からなる。
- 食道には粘膜筋板があり、その外側に粘膜下層と固有筋層が続く。
- 胆囊には典型的な粘膜筋板と粘膜下層がない。
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