69PM074|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
検査が有用でないのはどれか。
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正解: 3
正答
3.尿路感染症を疑う患者の尿中レジオネラ抗原検査
この問題のポイント
検体を採取する場所ではなく、検査がどの感染部位・病原体を診断するためのものかを対応させます。
解説
尿中Legionella抗原検査は、Legionella pneumophilaによる肺炎で体内に生じ、尿へ排泄された可溶性抗原を検出する検査です。検体が尿だからといって、尿路内のLegionellaを検索する検査ではありません。したがって尿路感染症の原因検索には有用でなく、選択肢3が該当します。他の組合せは、疑う感染症と検体・検出対象が一致します。肺結核では喀痰中抗酸菌の培養、感染性心内膜炎では抗菌薬投与前に複数セットの血液培養、クリプトコックス髄膜炎では髄液中の莢膜多糖GXM(glucuronoxylomannan、グルクロノキシロマンナン)抗原、抗菌薬関連下痢症では糞便中Clostridioides difficileトキシンの検出が診断に役立ちます。検査名に含まれる検体名と病変部位を混同しないことが要点です。
選択肢の確認
1.正しい。結核を疑う患者の喀痰抗酸菌培養は、Mycobacterium tuberculosisの確定と薬剤感受性評価に有用です。
2.正しい。感染性心内膜炎では持続菌血症を捉える複数セットの血液培養が診断上重要です。
3.誤り。尿中レジオネラ抗原はレジオネラ肺炎を診断する検査であり、尿路感染症の原因検索には有用ではありません。
4.正しい。髄液中GXM抗原検査は、莢膜をもつCryptococcusによる髄膜炎の診断に有用です。
5.正しい。抗菌薬関連下痢症では糞便中C. difficileトキシン抗原検査が原因診断に用いられます。
覚えるポイント
- レジオネラ尿中抗原は尿路感染ではなく肺炎の診断検査です。
- 感染性心内膜炎では抗菌薬投与前の複数セット血液培養が重要です。
- Cryptococcusの主要莢膜抗原はGXMです。
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