69PM075|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

蛋白合成阻害薬はどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4

正答

1.アミカシン
4.ミノサイクリン

この問題のポイント

抗菌薬を、リボソーム、細胞壁、細胞膜、DNA合成のどこへ作用するかで分類します。

解説

細菌の蛋白合成は70Sリボソームで行われ、30Sと50Sのサブユニットからなります。アミカシンはアミノグリコシド系抗菌薬で30Sサブユニットへ不可逆的に結合し、開始複合体形成の阻害やmRNAの誤読を起こす殺菌性の蛋白合成阻害薬です。ミノサイクリンはテトラサイクリン系で30SサブユニットのA部位へのアミノアシルtRNA結合を妨げ、ペプチド鎖伸長を止める静菌性薬です。ほかの選択肢は標的が異なります。ダプトマイシンは細胞膜を脱分極し、バンコマイシンはペプチドグリカン前駆体のD-Ala-D-Ala末端へ結合して細胞壁合成を阻害し、シプロフロキサシンはDNAジャイレースとトポイソメラーゼIVを阻害します。薬剤名を系統と作用点の二段階で整理します。

選択肢の確認

1.正しい。アミカシンはアミノグリコシド系で、30Sリボソームに作用する蛋白合成阻害薬です。
2.誤り。ダプトマイシンは細胞膜へ挿入され、膜電位を消失させる細胞膜作用薬です。
3.誤り。バンコマイシンはD-Ala-D-Alaへ結合し、細胞壁ペプチドグリカン合成を阻害します。
4.正しい。ミノサイクリンはテトラサイクリン系で、30SリボソームへのアミノアシルtRNA結合を阻害します。
5.誤り。シプロフロキサシンはフルオロキノロン系で、DNAジャイレースとトポイソメラーゼIVを阻害します。

覚えるポイント

  • アミノグリコシドとテトラサイクリンは30Sリボソームに作用します。
  • ダプトマイシンは細胞膜、バンコマイシンは細胞壁が標的です。
  • フルオロキノロンはDNAジャイレース・トポイソメラーゼIVを阻害します。

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